置賜地方の20代男性への強盗致傷の容疑で逮捕された寒河江市の会社員の男について、山形地方検察庁は19日までに傷害の罪で起訴しました。共犯として逮捕されていた少年2人は傷害などの疑いで家裁送致しました。
傷害の罪で起訴されたのは寒河江市高屋の会社員・渡辺湧陽容疑者(25)です。
この事件は、渡辺被告と山形市に住む18歳の会社員の少年、そして、自称・山形市の16歳の建設作業員の少年の3人が8月26日未明、南陽市川樋の十分一山の山頂付近で、置賜地方に住む20代の男性に対し、ハンマーなどで複数回殴ったり蹴ったりする暴行を加え、全治3週間のけがをさせたものです。
事件当時、3人は男性から現金およそ1万5000円と自動車運転免許証などを奪っていて、警察は、3人が金品を奪う目的で暴行を加えたとみて、強盗致傷の疑いで逮捕していました。
一方、山形地検は9月16日付で渡辺被告を傷害の罪で起訴しました。”強盗致傷”から切り替えた理由については「所要の捜査の結果、金品を奪う目的での暴行ではないと判断した」としています。また、同じ16日付で、16歳の少年を傷害、18歳の少年を暴行の疑いでそれぞれ家裁送致しました。