地下鉄駅で10代女性に下半身露出の男を追跡「待て!」途中から距離を保つ尾行作戦に“とっさの行動”でスピード逮捕 お手柄高校生2人に感謝状、将来の夢は…

ことし1月、札幌市内で起きた公然わいせつ事件。男子高校生2人のとっさの行動が犯人逮捕につながったとして、警察は9日、2人に感謝状を贈りました。【写真を見る】地下鉄駅で10代女性に下半身露出の男を追跡「待て!」途中から距離を保つ尾行作戦に“とっさの行動”でスピード逮捕 お手柄高校生2人に感謝状、将来の夢は…■高校生2人が公然わいせつの容疑者逮捕に貢献

札幌中央警察署の高橋俊彦署長から感謝状を贈られたのは、札幌龍谷学園高校2年の安部掌之右(しょうのすけ)さん17歳と1年の岩本翔琉(かいり)さん16歳です。

事件が起きたのは、1月22日木曜日の午後7時半ごろ。

帰宅時間と重なり利用者で混み合う地下鉄東西線・西18丁目駅構内で、2人はその現場に居合わせました。

駅構内にある証明写真の撮影ブースにいた10代後半の女性に対し、男が突然、露出した下半身を見せつけたのです。

犯行後、男は現場から逃走し、地上へと走り去りました。

被害に遭った女性は、男を追いかけます。

■現場はただならぬ雰囲気に…被害女性から話を聞き、追跡「待て!」

ただならぬ雰囲気の中、その場を通りかかったのが、安部さんと岩本さんでした。

「犯人が全力で走っていたので、何かあるなと思って」と安部さん。

女性から話を聞いた2人は、状況を察知し、女性に代わって男を追いかけました。

途中「待て!」などと静止するよう呼びかけましたが、男は無視して逃走を続けます。

■途中から一定の距離を保ち“尾行”作戦に変更

2人は、男を追いかけながら110番通報し、途中からは男に気づかれないように一定の距離を保ちながら尾行する作戦に変更。

警察に電話で男の特徴や向かう方向をこと細かに伝えました。

尾行に気づかれ逆上した男に襲われる危険もあった追跡劇。

それでも岩本さんは「怖くはなかったです」と当時を振り返ります。

2人から男の居場所や特徴について報告を受けていた警察は、事件現場の西18丁目駅から約400メートル離れた路上で男を取り押さえました。

公然わいせつ容疑で逮捕されたのは、札幌市内に住む自称・無職の49歳の男でした。

■2人はバスケ部のチームメイト…練習で培った判断力と意思伝達力

男の逮捕に貢献した安部さん(17)と岩本さん(16)は、バスケットボール部の先輩・後輩のチームメイト。
練習で培った体力のほか状況判断力、正確な意思疎通力が男のスピード逮捕につながりました。

感謝状を受け取った安部さんは「(犯人が捕まって)率直にうれしい気持ちです」、岩本さんは「いいことしたなあって思います」と話します。

■2人の将来の夢は…

2人に将来の夢を聞くと、安部さんは「看護師です」、岩本さん「まだ決まっていません」と、リアルな答えが。

夢は「警察官」ではありませんでしたが、高校生2人の刑事さながらの機転の利いたとっさの行動が事件解決につながった逮捕劇でした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする