高知県の今城教育長は、9月17日に開かれた定例会見で9月10日に県内の公立中学校臨時講師が不同意性交の疑いで逮捕された事件について、改めて謝罪しました。
■今城教育長
「教職員の不祥事が続発する中で服務規律の徹底を図っていたにも関わらず、再び県民のみなさんの信頼を揺るがす事態が起きたことは痛恨の極みです。子どもや保護者のみなさんに不安を与えてしまったことに対して改めて深くお詫び申し上げます」
9月17日の定例会見で、今城教育長は、9月10日に、県内の公立中学校の臨時講師が不同意性交の疑いで逮捕されたことに対し謝罪しました。
その上で、教職員の不祥事を防止するため、2025年7月から不祥事発生の原因を深く探るため、学校への聞き取り調査を徹底して行っていることを報告しました。
■今城教育長
「(不祥事が)発生した学校の今、関係職員の聞き取り調査を実施している。そこに根本的な不祥事の発生する要因、共通しているものがあるのではないかと考えていてその分析を行っている。それを基に今後の対応策を行っていかなければならないと考えている」
不祥事を起こした教職員の勤務状況や児童や生徒との関係性などを調査し、今後、分析した結果を発表する方針です。
また、2026年度の教員採用について、合格者数は413人で、そのうち中学校教諭は78人、高校教諭は36人、ここ数年、辞退者が増えている小学校教諭は募集130人に対して、倍の260人を合格としました。
また優秀な人材を早い段階で確保するため、2025年に初めておこなった大学3年生を対象にした選考では、40人の募集に対して17人が応募し、14人が合格しました。
教員採用試験は、12月14日に追加の選考審査を行う予定です。