2026年6月、静岡県の東名高速道路で車に衝突して2人にけがをさせ、さらにトラックを巻き込んだ後に現場から逃走したとして、岡山県に住む60歳の男が逮捕されました。【写真を見る】追突事故のイメージ(取材をもとに作成)警察によりますと、追突は約1.7キロにわたり続いたといいます。
車を大破させられ、けがをした夫婦が高速道路で直面した恐怖の一部始終を振り返りました。
■希望に満ち溢れた1日になるはずが…
6月26日、朝の東名高速道路。
静岡県に住む夫婦は、結婚式の衣装合わせのため横浜に向かって車を走らせていました。
<夫>
「ミラーを見ると、後ろから白い車がかなりの勢いで近づいてくるのが見えました」
2人の地元の関東で結婚式を挙げたい。2025年に結婚した夫婦にとって、この日も希望に満ち溢れた1日になるはずでしたが、予定は1台の車の「暴走」により全てキャンセルになりました。
<夫>
「最初は居眠り運転かと思いました。でも何度も何度も追突されて、これは事故じゃない、故意だと分かりました」
■被害男性が語る…追突されてから停止するまでの一部始終
被害にあったのは、県西部に住む36歳の男性と29歳の女性の夫婦です。
2人は足や腰を打つけがをして、乗っていたワンボックスカーは大破して廃車になりました。
<夫>
6月26日のことです。私たちは朝6時過ぎに自宅を出発し、東名高速道路で東京方面へ向かいました。目的地は横浜でした。
当時は霧が少しかかっていて、視界もあまり良くない状況でした。牧之原インターチェンジを過ぎ、サービスエリア付近を走行していた時、運転していた私がルームミラーを見ると、後ろから白い車がかなりの勢いで近づいてくるのが見えました。
その直後、その車が私たちの車に追突してきました。
最初は、今回のような悪質な事件だとは思わず、「居眠り運転などで意識を失ってしまったのかな」と考えていました。
しかし、一度だけではなく何度も追突される中で、「これは普通ではない。悪意を持ってぶつけてきている」と感じ、妻に警察へ通報してもらいました。
その後も後ろから何度も突っ込まれ続けました。
路面は濡れていて危険だったため、スピードを落として路肩に停車しようとしましたが、最後にもう一度強く追突された衝撃で車がスピンしました。
私たちは走行車線を走っていましたが、追い越し車線側へ押し出されるような形でスピンしました。
ちょうどその時、追い越し車線を走っていたトラックが私たちを追い越そうとしていて、そのトラックと衝突しました。
ボンネットが損傷し、その反動で今度は車の右後方がトラックにぶつかり、そのまま左側のガードレールへ突っ込み、ガードレールにこすりながら停止しました。
気が付くと、追突してきた車は現場からいなくなっていて、現場には私たちの車と、衝突したトラックだけが残っていました。
そこまでが、追突されてから停止するまでの出来事です。