ユダヤ教礼拝所でテロ事件、警察がシリア系英国人の男を射殺…英首相「憎悪高まっている」

【ロンドン=蒔田一彦】英中部マンチェスターで2日、シナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)を標的にしたテロがあり、事件に巻き込まれた53歳と66歳の男性2人が死亡、3人が重傷を負った。警察は現場でシリア系英国人の男(35)を射殺した。パレスチナ情勢を巡る社会対立が背景にあるとみられ、当局は警戒を強めている。
地元警察によると、男は車でシナゴーグ近くにいた市民に突っ込み、その後、降車して刃物で切りつけた。駆けつけた警官が発砲し、流れ弾で市民1人が死亡、1人が負傷した。警察は、「凶悪事件を終わらせる緊急措置だった。悲劇的で予期せぬ結果だ」と声明を出した。
犯行動機は明らかにされていない。事件後、犯行の準備や教唆などの疑いで、共犯とみられる男女3人(30~60歳代)を逮捕した。
スターマー英首相は2日のビデオ演説で、「(ユダヤ人に対する)憎悪が高まっている。英国はこれを打倒しなければならない」と訴えた。
欧州各地では、パレスチナ自治区ガザを攻撃するイスラエルに対するデモが頻発している。

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