鹿児島県警組織犯罪対策課と鹿児島中央署は24日、警察官を装い、捜査名目で現金1400万円をだまし取ったとして、詐欺などの疑いで、住所不詳、台湾籍の自称大学生の男(22)を逮捕したと発表した。「ニセ警察詐欺」の受け子とみられ、本物の警察官が「だまされたふり作戦」で待ち伏せて発覚した。1年余りで会社から2億2700万円着服――検察「ブランド品購入、酌量の余地なし」
詐欺未遂の疑いで3月13日に現行犯逮捕し、今回の詐欺容疑事件が浮上、4月3日に再逮捕した。
逮捕容疑は、2月下旬から3月中旬までの間、氏名不詳者らと共謀し、警察官などになりすまして、鹿児島市の80代男性にうその電話をかけ、男性宅の出入り口付近に現金約450万円を入れた袋を置かせて持ち去ろうとした疑い。
同様の手口で3月中旬、いちき串木野市の80代女性から現金約1400万円入りの袋を持ち去った疑い。
同課によると、鹿児島市の男性が隠れて電話をしている様子を不審に思った関係者が県警に相談。警察官が付き添って電話のやりとりを続け、回収に来たところを取り押さえた。
容疑者は2月下旬に来日し、日本語を話すことができない。調べに「現金が入っていることは知っていた」と供述している。匿名・流動型犯罪グループ(匿流)の犯行とみて調べる。