手口が多様化している特殊詐欺や強盗、悪質リフォームといった犯罪を起こすトクリュウ(匿名・流動型犯罪)が、治安上の脅威になっています。その実態や手口、被害者や闇バイト応募者の声をまとめた専用のホームページを、警視庁が開設しました。【動画はコチラ】壊滅目指し…「トクリュウ」対策ホームページ 狙いは?【#みんなのギモン】そこで今回の#みんなのギモンでは、「“トクリュウ対策HP”狙いは?」をテーマに解説します。
山﨑誠アナウンサー
「匿名・流動型犯罪グループ、いわゆるトクリュウの壊滅を目指し、警視庁が24日午前零時から、専用のホームページを開設しました。『トクリュウの存在を決して許さない、絶対に見逃さない』と強い決意がうかがえます」
「カタカナの『トクリュウ』と『警視庁』と入力して検索するとすぐにアクセスすることができます。このホームページでは、トクリュウの特徴や手口、被害に遭われた方の声、そして実際に闇バイトに加担した人物の証言などが掲載されています」
「トクリュウとは、匿名性・秘匿性の高いSNSなどを使い、その都度メンバーを入れ替えて流動的に犯罪を行うグループです。メンバー同士のつながりが緩く、明確な線引きができないグループとされています」
森圭介アナウンサー
「ピラミッド型の組織であれば、少しずつ上に行けばトップにたどり着きますが、こういった形だとトップにたどり着くのが難しいということですね」
山﨑アナウンサー
「グループで分かれているわけではなく、少しずつつながりがあったり、または薄かったりということで特定しづらいということです。犯罪の手口も多岐にわたっています」
「凶悪なものとして挙げられるのが強盗です。そしてトクリュウによって被害が拡大していると言われているのが特殊詐欺です。東京都内では今年1月~2月に490件の被害が確認され、その総額が約36億8000万円に上ります」
山﨑アナウンサー
「ホームページでは実際にあった詐欺電話の音声も公開されています」
「例えば、警察官をかたる詐欺の電話では『警視庁捜査2課のミウラと申します。詐欺グループの事件の捜査を鹿児島県警の方で進めてまして。このまま電話を切らずにすぐ転送いたしますね』と電話がかかり、資金洗浄に加担した容疑がかかっていると脅されました」
「続いて『お電話代わりました。鹿児島県警のトノムラです』と、電話は警視庁のミウラをかたる人物から鹿児島県警のトノムラと名乗る人物へと転送されました」
「そして『長い時間の通話は通報電話の妨げになりますので、事件の専用LINEでお話しします。LINE はお持ちですか? 今からこの事件の専用のグループLINEに招待しますね』と誘導してきます」
「電話からLINEでのやり取りに切り替えた後、こうしてニセの警察手帳や逮捕状をLINE で見せられ、資金調達などの名目で口座の預貯金を振り込むよう指示されるということです」