米ロサンゼルスで開催された第77回エミー賞で、Netflixドラマ『アドレセンス』(2025)に出演したオーウェン・クーパー(15)が史上最年少で俳優賞を受賞。同作はリミテッド部門で作品賞含む6冠を獲得し、大きな話題に。異例の1話1カットドラマを見事に体現した注目作としても知られている。(文・編集部)【画像】伝説の1カットドラマで史上最年少15歳の快挙! オーウェン・クーパーが助演男優賞を受賞した様子
2025年9月14日(現地時間)、米ロサンゼルスでエミー賞授賞式が行われ、Netflix配信のドラマ『アドレセンス』(2025)が大きな注目を集めた。本作はイギリスの町で起きた女子生徒殺害事件を題材に、中学生の少年が容疑者として逮捕される姿を描いた全4話のリミテッドシリーズ。1話約1時間の作品を1カットで撮影をするという異例の作品としても知られ、SNSや現代社会に生きる若者のリアルな姿が緊迫感をもって描かれている。
主演の少年ジェイミーを演じたオーウェン・クーパー(15)は、これが俳優デビュー作ながら助演男優賞を受賞。男性俳優としては史上最年少の快挙であり、壇上では「数年前には何者でもなかった僕が、今ここにいるなんて信じられない」と興奮気味に語った。
さらに父親役のスティーヴン・グレアムが主演男優賞、心理士役のエリン・ドハティが助演女優賞を受賞し、作品賞・脚本賞・監督賞も含めて計6冠を達成した。
新星とベテランが並び立った今回のエミー賞は、配信ドラマの存在感がさらに強まったことを証明する授賞式となった。
(文・編集部)