10年前、20年前、30年前に『FRIDAY』は何を報じていたのか。当時話題になったトピックを今ふたたびふり返る【プレイバック・フライデー】。今回は10年前の’16年1月22日号『真冬の川で「落ちるか、殴られるか、どちらかにしろ」 千葉・柏市 17歳少年を全裸溺死させた4人の残忍手口』を取り上げる。【閲覧注意】『川崎中1殺人』…犯人の少年たちが被害者の衣服を燃やした”凄惨現場”1月4日午前10時ごろ、千葉県柏市の手賀川の川底から、我孫子(あびこ)市の建築関係会社社員・Aさん(当時17)の遺体が全裸の状態で発見された。翌5日に殺人の疑いで逮捕されたのは、Aさんの職場の先輩であるX(当時22)、同じく同僚のY(当時19)、元同僚で無職のW(当時21)、Wの友人のZ(当時20)の4人だった。なぜ、4人はAさんを死に追いやることになったのか(《》内の記述は過去記事より引用、年齢は当時のもの)。
「同僚が手賀川に入ったきり戻ってこない」
逮捕された4人は4日の早朝に119番通報をしていた。Aさんの死因は溺死と判定され、4人は当初、警察の調べに対してAさんが川に持ち物を落とし、探すために泳いでいて溺れたと説明。川岸にAさんの衣服を置くなどの偽装工作を行っていた。
《Xは地元では野球少年として知られ、野球推薦で名門・木更津総合高校に入学したほど。後輩の面倒見がよく、勤務先での評判もよかった。彼がとくにかわいがっていた後輩がAさんだった。
「A君は中学を卒業後、1年ほど前からウチで働き始めました。ただ、彼は勤務態度があまりよくなかったんです。朝起きられなくて、遅刻したり、無断欠勤することもありました。それでもXがA君を家まで車で迎えに行ったり、一時は自宅に住まわせていたこともあったんです」(2人の勤務先の従業員)》
2人の関係を一変させたのは金銭トラブルだった。Xは取り調べで「自宅に置いてあった200万円がなくなった。Aを問い詰めたところ盗んだことを認め、『給料から少しずつ返します』と約束した。しかし、いつになっても返そうとしなかった」と供述したという。XはWやZと「1度Aをシメたほうがいい」などと話し合っていたようだ。
そして1月3日の昼ごろにXはAさんに「お前、今どこにいるんだ?」とLINEを送る。自宅にいたAさんは「家にはいない」とごまかしたが、Aさんと一緒にいたYがXに連絡した。嘘をつかれたことに腹を立てたXがWとZを誘ってAさん宅へ押しかけ、車で連れ出したのだ。
《4日の深夜2時ごろ、Xの車でAさんを連れ出し、現場とは別の川に飛び込ませている。一旦Xの自宅に戻り、今度は現場となった手賀川の浅間橋(せんげんばし)に向かった。そこで、Zが「川に落ちるか、殴られるか、どちらかにしろ」とスゴむと、Aさんは「飛び込むほうがいい」と全裸になる。
躊躇(ちゅうちょ)するAさんに、Xは「飛び込まないと終わらないぞ」と追い打ちをかける。Aさんが橋の欄干をまたいで乗り越えると、YとWがAさんの腕を片方ずつ持ち、川の上で宙づり状態にしたのち、手を放した……。当日の気温は約3℃。いつまでもAさんが浮かんでこないことに焦り、午前6時すぎにYが119番通報。事件が明るみに出た》
逮捕当初、Xは「現場にいただけ」と犯行を否認していたが、他の3人は容疑を認めていた。