優勝をかけた全勝同士の対決で天理大が京産大に快勝し、2年連続14度目の優勝を果たした。全日程が終了し、全国大学選手権(読売新聞社後援)には天理大、京産大、関学大の3校が出場。立命大と摂南大がBリーグとの入れ替え戦に回る。【写真】関西大学ラグビーAリーグの星取表
ノーサイドの笛が鳴っても、天理大の選手たちは歓喜の輪を作らなかった。6月に部員2人が麻薬取締法違反容疑で逮捕(10月に有罪判決)され、部は7月末まで活動停止。SO上ノ坊主将は「リーグ戦に参加できるか分からない状況から始まり、ラグビーができる感謝の気持ち(があった)」と心境を明かした。
優勝をかけた一戦でも堅い防御が光った。13点リードの前半終了間際、自陣ゴール前で京産大の選手に対し、WTB平松が足元にタックル。さらにNO8木下も続き、トライを防いだ。
活動再開からリーグ開幕まで、準備期間は短かったが、「ディフェンスから出直そう」(上ノ坊主将)と一人ひとりの運動量を上げることを意識。リーグ戦7試合中、2試合を無失点に抑えるなど、意識は着実にチームに浸透している。
終わってみれば32点差の快勝も、「15点も取られたと受け止めている」と上ノ坊主将。無敗でリーグを制してもなお、反省が口をつく。緩むことなく、大学選手権へと向かう。(松本慎平)