20日夜、札幌市厚別区で58歳のタクシー運転手に対し、腹を蹴るなどしたとして乗客の68歳の男が逮捕されました。
暴行の疑いで逮捕されたのは、千葉県市川市に住む68歳の自称団体職員の男です。
警察によりますと、男は20日午後10時すぎ、札幌市厚別区のホテル敷地で、乗って来たタクシーの58歳の男性運転手に対し、腹を蹴るなど暴行を加えた疑いが持たれています。
被害に遭った男性運転手にけがはありません。
事件の現場を目撃した人から「タクシー運転手が殴られたようだ」と警察に通報があり、駆けつけた警察が男をその場で逮捕しました。
当時、運転手の男性が目的地のホテルに到着したため運転席から降りて、男が降りるのを手助けしようとしたところ、男が蹴ってきたということです。
取り調べに対し、68歳の自称団体職員の男は「全く覚えていません」と容疑を否認しています。
事件当時、男は酒にかなり酔った状態だったということです。
警察は、当時の状況を詳しく調べています。