米ミズーリ州セントルイスの市長が11月1日(現地時間)、9歳と11歳の少年の善行を称えて表彰した。少年らは10月、同市のアイスクリーム店で不審者を目撃。冷静な対応で店を守った。【映像&写真】表彰された9歳と11歳の少年。店から連行される男
表彰されたのは、ジェイソン・クーパーくん(11)と、その親戚であるアドニス・ピッケンズくん(9)だ。
ニュース局FOX2によると、2人は10月16日(現地時間)の午前中、行きつけのアイスクリーム店「アント・ジェイミー」を訪れた際、入り口のガラスが割れていることに気づいた。
開店前にも関わらず店内から物音が聞こえたため、店主のアロン・ロッシュさんに連絡。しかし応答がなかったため、警察に通報したという。
ニュース局KSDKによると、警察が到着するまでのあいだ、2人は不法侵入したとみられる42歳の男と、店内で会話を続けていたという。
男の服には汚れがついており、本人はこれを「血」と説明していた。
しかし、現場に駆けつけた救急隊が男の状態を確認。実際にはシロップであることが判明した。
男は警察の取り調べに対し、店に入った理由を「誰かに後を付けられていると思ったから」と、説明したという。男はその後、拘留された。
市長のカーラ・スペンサー氏は、2人の勇気ある行動に対し、善行を行った人を表彰する「善きサマリア人賞」を授与。「この地域でも、もっとも模範的な市民」と、称賛した。
店主のアロンさんは、「想像以上の功績です。でも、2人は賞賛されるに値します。本当に、すばらしいことをしてくれました」と感謝を語った。
同店は地元の子どもたちに人気で、よく立ち寄ってはおしゃべりをしたり宿題をしたりして過ごしているという。
ジェイソンくんとアドニスくんもアロンさんと仲が良く、事件の直後には、「アロンさんが悲しむようなことをしないでほしい。いい人だから」と、同ニュース局の取材で語っていた。
2人の母親も、アロンさんが日頃から子どもたちを気にかけてくれていることに感謝をしているという。
ジェイソンくんの母親は受賞に際して、「街を走りまわってトラブルを起こす子どもは多いです」「(アロンさんの店ができてから)うちの子は、いい影響を受けています」と語った。
アドニスくんの母親も、「子どもたちは元々やんちゃでしたが、変化がみられるようになりました」「アドニスも、まだ幼いながらに“立派な大人”へと成長しています」と述べた。