金融庁職員になりすまして、キャッシュカードを盗み取ろうとしたとして、横浜市に住む私立中学校の教諭が逮捕されました。
窃盗未遂の疑いで逮捕された横浜市に住む私立中学教諭の山田亮容疑者(42)はきょう午前11時ごろ、金融庁職員になりすまし大阪府岸和田市に住む80代の女性からキャッシュカードを盗もうとした疑いがもたれています。
警察によりますと別の人物が女性に対し「キャッシュカードは盗まれていませんか?あなたは特殊詐欺の被害にあっています」などとウソの電話をかけた後、山田容疑者が女性の自宅に訪れ、準備していたプラスチックカードが入った封筒とすり替える方法でキャッシュカードを盗みとろうとしたということです。
女性は電話の内容が「テレビで放送していた犯罪の手口だ」と気づき、警察に通報していた最中に山田容疑者が訪問。女性がドアを開けなかったことから山田容疑者はその場を立去りましたが、付近で発見され逮捕されました。
警察は山田容疑者の認否を明らかにしていませんが、他にも共犯者がいるとみて捜査を進めています。