青木被告【独自取材】助けたヒッチハイカーは“連続窃盗犯” だった…逮捕後の面会では「震えて泣きながら申し訳なさそうな表情」仲良くなって信頼を得る男のやり口とはー

以前からニュースになっていた“ヒッチハイク男”が、窃盗容疑で逮捕されていたことが分かりました。繰り返し無断侵入と窃盗被害に遭った店の代表や、逮捕前に男を自宅に泊めたというカップルに取材。誰もがつい心を許してしまう男のやり口とは…。【動画で見る】「いや お前かよ!」親切心に付け込み…『窃盗ヒッチハイカー』は友だちになりたいタイプの男
2025年6月30日の明け方、キッチンカーなどを手がける会社の防犯カメラが捉えていたのは、半袖・半ズボン姿の不審な男。手に取ったのは銀色の包みで、その中に入っているのはこの店の売上金です。男は現金が入った包みを、そのままズボンの中に押し込み、Tシャツで隠しました。
この3日後も、そして5日後も…。カメラに写っていたのは、青木リキ被告(28)で、2025年8月に、窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕されました。被害に遭った会社の代表によると、少なくとも4回侵入され、売上金を50万円以上盗まれたと訴えています。
この男の行動には、ある不思議な点がありました。侵入するときにはカギを使って開け、出ていくときもカギを閉めています。実は青木被告の顔に、会社の代表は見覚えがありました。
(被害に遭った『ブルーブライフ』・山本新一代表)
「(2024年)12月10日ぐらいに、段ボールで“木更津”の看板を掲げて立ちながら、ヒッチハイクをしていた青年ですね。乗っていいよと、拾いに行った感じです」
2024年12月、千葉市でヒッチハイクをしていた青木被告を車に乗せ、その後、意気投合。寝床がないという青木被告に、会社の倉庫を案内したといいます。青木被告は、キッチンカーでの作業を手伝い、時には、社員旅行にまで参加していました。

(山本代表)
「明るくて良いやつで、友達になりたいなっていうタイプですね」
Q.思い出はありますか?
(山本代表)
「いっぱいあります。一緒にキャンプも行きましたし、雨でドロドロになりながら片付けしたり、音楽も好きな子だったので、ドラムのたたき方を教えてあげたり。とにかくすごく仲が良かったですね」

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