高齢女性からおよそ1000万円をだまし取った疑いで、特殊詐欺グループの25歳の男が逮捕されました。
グループは「見守りカメラ」で被害者を監視していたとみられます。
台湾出身の張俊龍容疑者(25)は他の人物と共謀し、警察官などになりすまして大阪府内の70代の女性から、現金1000万円あまりをだまし取った疑いが持たれています。
先月、女性のもとに警察や検察を名乗る人物から「あなた名義の口座に投資詐欺の被害金が振り込まれている。無実を証明するため玄関に金を置いておきなさい」などと連絡がありました。
女性が指示に従ったところ、いつのまにか現金を入れた封筒がなくなっていたということです。
犯行グループは「見守りカメラ」を女性に買わせ玄関やリビングに設置させていて、女性が警察や家族に相談していないか監視していたとみられています。
女性の被害総額は5000万円にのぼる疑いがあり、警察が詳しく調べています。