【衝撃】他人のバイクを勝手に撮影・販売した中学生が逮捕! ホンダ「NSR50」「モンキーR」など人気のバイクが標的に! 意外な手口とは?

路上に駐車されていた他人のバイクを無断で撮影した上、所有者を装ってバイクを販売すると言って男性から現金をだまし取ったとして、中学2年の少年が再逮捕されました。【画像】ホンダ「NSR50」「モンキーR」「エイプ」ってどんなバイク?(10枚)驚愕の事件内容ですが、一体どのような手口だったのでしょうか。
兵庫県警は2025年9月15日、バイクの愛好家に人気のミニバイクを売ると嘘をついて現金をだまし取ったとして、神戸市中央区に住む中学2年の少年(14歳)を詐欺の疑いで再逮捕しました。

 これは少年が神戸市西区に住む中学3年の少年(15歳)と共謀してラインのオープンチャットに「バイクを販売する」と嘘の情報を掲載し、今年8月3日に神戸市内の路上において、群馬県前橋市のトラック運転手の男性から現金7万円をだまし取ったという事案です。

 少年らの手口は、路上に駐車されていた他人のバイク(ホンダ「NSR50」)を無断で撮影し、所有者を装って写真をラインに掲載するというもので、被害者の男性は中学3年の少年に現金を手渡してバイクを持ち帰っていました。少年は容疑を否認しています。

 また中学3年の少年は8月5日にも共謀し、フリーマーケットアプリで別のミニバイク(ホンダ「モンキーR」)を販売すると嘘をついて、神戸市内の路上で静岡県袋井市の男性から現金5万円をだまし取ろうとした詐欺未遂の疑いで8月6日に逮捕されています。

 8月5日の事案では、少年と男性が駐車されていたモンキーRの前で会って話をしていたところにバイクの所有者が現れ、少年を問い詰めたことで詐欺が発覚したということです。

 中学3年の少年が、「(中学2年の少年に)指示されてやった」などと供述したことから、兵庫県警は8月26日に中学2年の少年を詐欺未遂の疑いで逮捕しました。

 なお、今回少年らが目を付けたホンダのNSR50とモンキーRはいずれも1987年に発売した排気量50cc以下のミニバイクであり、スポーティーな装備やその希少性などからバイク愛好家の間で人気があります。

 この事案に対してはインターネット上で「こういう手塩にかけた息子や娘みたいな車両を勝手に転売されたら、ハラワタ煮えくりかえるよ」「NSR50とモンキーRの所有者さん、めちゃくちゃ怒っているだろうね。自分なら許さない」など、愛好家から憤りの声が寄せられています。

 また「勝手に売るのが良くないのは大前提として、買った方も盗品と思わなかったのか?」「中学生の子どもがなんでNSR50を持っているのか、おかしい、怪しいと判断できないのかね」といった疑問の声も多く聞かれました。

 その一方で「フリマやオークションサイトだと鍵なし、書類なしで売っているバイクがザラにあるから特に疑わずに購入したのかも」「皆が掘り出し物を狙うんだから被害は後を絶たないよね」など、フリーマーケットアプリやオークションサイトの現状について言及する意見も上がっています。

 このような詐欺被害を未然に防ぐためには、フリーマーケットアプリやオークションサイトの運営者が適切な対策を講じることはもちろんですが、購入者自身も取引内容に不審な点がないか気をつけることが重要です。

 たとえば商品の販売価格が相場より極端に安い場合や、相手が「現金手渡し」「個人間の直接送金」などの支払い方法にこだわる場合、商品の受け渡しに人気のない場所を指定するといった場合は警戒すべきと言えるでしょう。

 特にSNSを通じた商品のやりとりはトラブルが起きやすい傾向にあるほか、万が一問題が発生した際に運営者からサポートを受けられない可能性が高いため、より慎重な判断が必要です。

 フリーマーケットアプリやオークションサイトを利用する場合であっても、出品者の評価を十分に確認し、メッセージのやりとりなどで不安を感じた際には取引を中断するといった対応をとるべきと言えます。

※ ※ ※

 9月16日には、SNSを使ってバイク愛好家に原付(ホンダ「エイプ」)を売ると嘘をつき、電子マネー8万6000円相当をだまし取ったとして、愛媛県新居浜市の中学3年の少年(15歳)が詐欺の疑いで逮捕されています。

 SNSで商品の売買をする際には、さまざまなリスクを考慮して取引をおこなう必要があると言えるでしょう。

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