「キッチンの水道修理」を依頼しただけなのに…女性が業者に請求されたのは80万円。工事後のキッチンには、とても修理をしたとは思えない大量の“傷”が。
国民生活センターによると、昨年度の「レスキュートラブル」に関する相談件数は過去最高の8802件。10年前のおよそ4倍になっているということです。
一体、どのような手口を使っていたのか…実態をツイセキしました。
18日、恐喝などの疑いで逮捕されたのは、「近畿住宅設備」の社員・牧谷龍真容疑者(26)と増田拳志郎容疑者(27)。
2人はことし6月、害虫駆除を依頼してきた大阪府寝屋川市の男性に対し「はよ金払ってサインせえや」などと脅し現金33万円を支払わせ、無理やり契約書にサインをさせた疑いがもたれています。
警察によると2人は、男性に対して「害虫の原因はキッチンの水漏れ。33万でどうにかしたる」などと発言。
不審に思った男性が、知人の業者に電話で相談したところ、ケータイを取り上げられ、脅迫されたということです。
実は2人は、この事件の翌月に同様の事件で逮捕され、すでに起訴されています。
起訴状によると、2人はことし5月、トイレの修理を依頼した大阪市都島区の20代の男性の家を訪問。
このときは、「近畿住宅設備」ではなく「西日本住宅設備」と会社名を名乗っていました。
【増田被告】「便器を外した瞬間、うんちの水があふれてきた」
【牧谷被告】「財布の中身出して。小賢しいまねすんな。全部出せ」
このように強く迫り、現金20万1000円を支払わせた罪に問われています。
さらに、外に出て車の中で「クレカ持ってる?俺らは別に強制させてない。お前が作業をお願いした。そうやな」と問い詰め…
恐怖を覚えた男性は中古品買取店で、スマートフォン2台を購入し、男らに渡しました。
先週開かれた初公判で、起訴内容を読み上げられた牧谷被告は、「一部違いはあるかなと思います」、増田被告は「間違いないです」と答えました。