大阪府守口市発注の施設修繕工事を巡る贈収賄事件で、贈賄容疑で逮捕された男(38)が代表を務める建築会社と市健康推進課の随意契約が、2023年度の0件から24年度は30件に急増していたことが、市への取材でわかった。府警は18日、市役所を捜索し、受注の経緯を調べる。
府警によると、同課参事の男(47)は、市民保健センターの修繕工事など約30件(約1200万円分)で便宜を図った見返りに、24年9月~今年4月、建築会社代表の男から電動自転車など7点(46万円相当)を受領したとする収賄容疑で17日に逮捕された。
市は18日に開いた記者会見で、男が代表の建築会社「矢野工務店」(守口市)と同課との随意契約は22、23年度が0件、24年度が30件、今年度が3件だったと明らかにした。参事の男は23年6月から今年9月まで同課課長で、契約はいずれも課長の決裁で発注から支払いまでできる50万円以下の少額随意契約だったという。
市には今年2月、参事の男に関して「不適切な契約をしている」との通報が寄せられ、調査していたところだったという。
瀬野憲一市長は会見で「職員が逮捕されたのは遺憾。市民の信頼を損ね、心からおわび申し上げる。捜査の結果を踏まえて厳正に対処する」と謝罪した。