八代市庁舎建設をめぐる汚職事件の疑惑を調査する市議会の百条委員会が3日、開かれました。証人として出席したのは当時の副市長ら市の幹部。
そこで、語られたこととは?
事件をめぐっては、特定の業者が落札できるよう市の職員に働きかけ、見返りに現金6000万円を受け取ったなどとして、これまでに八代市議会議員の成松由紀夫被告らが逮捕、起訴されています。
これまでの百条委員会で証人が当時の状況を証言。少しずつ疑惑の実態が明かされていく中、3日の委員会では当時の市の幹部5人への証人喚問が行われました。
市の内部で何が行われていたのか? 発注に関わる手続きについて、当時の財務部長は…。
【当時の財務部長】
「今、考えてみれば、本当に不自然なことばかりだと思っています。その時、私には反論する勇気がありませんでした」
また、新庁舎の工事の入札方法を検討するにあたり、市長のところに行こうとした際、副市長から「持ち帰らせてほしい」と発言があったと証言しました。
その後、副市長から示されたのは、工事を受注した前田建設工業が実質的に有利になる条件だったといいます。
そして、当時の副市長への証人喚問。落札した前田建設工業に有利だとされた評価基準案については…。
【当時の副市長】
「成松市議から評価案を受け取ったが、前田建設を落札させるためにとは一切聞いていない」
成松被告から受け取ったことは認めたものの、1社に有利になる条件だったとは聞いておらず、認識がなかったと説明。
また、成松被告からは「市長も了解済み」と伝えられていたと話し、意図的な関わりは否定しました。
一方で、成松被告と職員との関係については…。
【当時の副市長】
「職員が成松市議のプレッシャーに苦しんでいたことは当時はあまり認識していなかった。そういう情報、話が上がってきたことも記憶にない」
新しい庁舎をめぐる巨額の汚職事件。真相は究明されるのでしょうか。
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