小畑寛昭被告 神保大輔被告《「ナチュラル」トップ初公判》「争いません」あっさり認めた小畑寛昭被告…手配写真とは別人の“従順な姿”

「争いません」──あっさりと起訴内容を認め、多くを語らなかった。女性を性風俗店に紹介したなどとして、職業安定法違反(有害業務の紹介)の罪に問われている国内最大規模のスカウトグループ「ナチュラル」トップの小畑寛昭被告(41)の初公判が5月21日、東京地方裁判所で開かれた。【写真】まだいる!今も逃亡続ける指名手配された男たちの”顔”
都の条例違反で公開手配されるという異例の事態からも警察の本気度が伝わるが、法廷での小畑被告は拍子抜けするほど「従順」だった。

 坊主頭に鋭い目つきの威圧的な公開手配時の写真とは異なり、黒のスーツにマスク姿で出廷した小畑被告は、髪がやや伸び、頭頂部は薄く見えた。手配写真のような威圧感は影を潜め、伏し目がちな様子。検察側の起訴内容については「争いません」とすんなり認め、弁護側も「被告人質問はしません」とし、起訴内容に沿った裁判の進行をうかがわせた。

 検察の発言中、小畑被告は目線を天井や床に向けたり、座っている際は足に片肘をつくような姿勢で額に手をやってうなだれるなど、どこか落ち着きのない様子を見せていた。
スカウトグループ「ナチュラル」について全国紙社会部記者はこう話す。

「風俗店に女性を紹介し、売り上げの一部をスカウトバックという形で徴収し成長した組織です。メンバーへの教育が厳しいことでも知られ、スカウトは営業マンのような丁寧な口調で店舗とやり取りをする”営業上手”で有名でした。 警察当局は匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)の象徴として『ナチュラル』の組織壊滅を図るため関係者を次々と逮捕しており、昨年1月に強制捜査を行いトップの小畑被告の逮捕を目論みましたが、情報が漏れていたのか失敗、行方をくらまして逃亡を続けていたようです。

 今年に入り、1月21日に暴力団にみかじめ料を払う代わりにスカウト行為を容認してもらったとして東京都暴力団排除条例違反の疑いで公開手配され、潜伏先の奄美大島で逮捕された後、職業安定法違反で起訴されています」

 ナチュラルを巡っては、捜査情報を漏洩し地方公務員法(守秘義務)違反の罪に問われた警視庁暴力団対策課の元警部補、神保大輔被告(44)の判決が3月25日に東京地裁であった。神保被告は懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡されている。

「ナチュラルは独自のアプリを開発し、アプリを通じて組織の管理や捜査情報などを通知していたようです。裁判で神保被告は捜査情報を漏洩した理由について、身内に危険が及ぶ恐れがある、として多くを語らなかったといいます。

 神保被告以外にも警察内部でナチュラルと通じている人物がいるという話もあり、今後の捜査が待たれます」(前出・全国紙社会部記者)

「現状で罪に問われているのはあくまで職業安定法違反であり、重い罰則になることはないと見ているので弁護側は争わない方針なのでしょう。

 ナチュラルに関してはトップの逮捕後も給料が支払われているという話もあり、今も運営に影響がないような組織づくりがされているようです。

 小畑被告には別名である木山を名乗り『木山兄弟の兄』として知られていましたが、弟の動向は現状ではわかっていません。組織の壊滅までにはまだまだ多くの捜査が必要でしょう」(前出・全国紙社会部記者)

 次回公判は7月10日を予定している。次回の法廷で小畑被告はどのような表情を見せるのだろうか。

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