「伝統ある巨人軍の監督の名を汚してしまった」──逮捕から一夜明けた5月26日の早朝、山口寿一オーナーと面会した読売巨人軍の阿部慎之助・前監督(47才)は、憔悴しきった表情で、こう謝罪の言葉を述べ辞意を伝えたという。都内の高級住宅街にある豪邸で、衝撃の事件が起きたのは、前日の夕方頃のことだった。【写真】逮捕前、ファンの要望を快く受け入れる阿部慎之助や夜の西麻布を歩いていた選手時代など。他、巨人軍のレジェンドたちが祝いに駆けつけた約20年前の結婚式での一枚なども
「阿部さんの18才の長女と15才の次女が自宅で喧嘩をはじめ、『静かにしろ』と叱責したところ、娘が反抗的な態度で言い返したそうです。その言動にカッとなった阿部さんが、長女の襟元をつかんで投げ飛ばしたり、押し倒したりする暴力をふるった。
その後、長女が対話型のAIチャットサービス『チャットGPT』に相談したところ、児童相談所への通報をすすめられ、通報を受けた児童相談所が警察に連絡。捜査員が自宅に急行し、その場で現行犯逮捕したと報じられています。また、この日はオフだったこともあり、阿部さんはお酒を飲んでいたようです」(球界関係者)
中央大学からドラフト1位で巨人に入団し、長年にわたりチームの中心選手として輝かしい実績を残した阿部氏。プライベートでは2006年に27才で元モデルの悠夫人と結婚。知人の紹介で出会い、4年間の交際を実らせてのゴールインだった。
「夫人との間には姉妹と、もうひとり男の子がいます。長男は事件の翌日から沖縄への修学旅行を控えていたそうです。こんなことになって参加できたかは不明ですが、阿部さんも心を痛めていました。現役時代から、オフの日には子供の送迎を担当するなど、子煩悩な人でしたから。
10年以上前に、グラビアアイドルとの不倫が報じられたこともありましたが、その後も球場に子供を連れてくるなど、家族仲はよかった印象です。ただ、阿部さんは根っからの体育会系で、自分にも周囲にも厳しいところがある。以前も『オフシーズンになるとカミさんと喧嘩が増えるんだよな……』と漏らしていた。年頃の娘さんとは衝突することもあったのかもしれませんね」(前出・球界関係者)
豪快な印象もあるが、身近で接した知人は、繊細で心遣いを欠かさない人だったと証言する。
「現役時代はスタッフや番記者とも気さくに接し、その人柄を慕う人も多い。たしかに、お酒が入るとバシバシとボディータッチが増えるんですが、人よりちょっと力が強すぎるんですよね。フルーティーな香りが特長の芋焼酎を好んで飲んでいましたね。
一方、ここ数年は、巨人軍の監督というプレッシャーとも闘っていました。指導者になった直後は、若手にも厳しく指導していたのですが、『時代に合わせて、叱るよりほめるような指導法に変えた』と話していました。
現役時代に比べて激やせしましたが、それも考え事のために黙々と走り続けていたからでした。監督就任1年目は優勝したものの、昨年は3位。今年は3年契約の最終年でしたが、周囲には『おれは3年でいいや……』と漏らすこともあったそうです」(阿部氏の知人)
26日午後に緊急会見した阿部氏。その場では事件の当事者となった長女からの手紙を代理人が代読した。
「日常的な暴力を否定するような内容で、思わぬ騒動に発展したことに高校生の娘さんご自身がいちばん戸惑っているようでした。父との喧嘩の相談相手がAIというのも、いまのご時世なのでしょう。阿部さんは涙を浮べながら、チームや球界への謝罪の言葉を口にしていました」(巨人軍関係者)
「常に紳士たれ」という格言で知られる巨人軍。監督自ら、最悪の形で球団の矜持に背く形となってしまった。
※女性セブン2026年6月11日号