《パンチ君を襲った「計画的犯行」》サル山に現れた着ぐるみ姿の侵入者…爆発的人気の裏で絶えない「非常識な来園者」問題

「やめてやめて!」「キャーキャー」──普段は人々の優しい声で包まれるサル山が一瞬にして、阿鼻叫喚と化した。【写真】パンチ君誕生の瞬間や人工哺乳の様子 ぬいぐるみと一緒に入浴する愛らしい姿なども
オランウータンのぬいぐるみを抱える姿で世界的な知名度を得たニホンザルの子供”パンチ君”。彼らが暮らす市川市動植物園のサル山に突然、米国籍の男が侵入したのは、5月17日の午前10時50分ごろだった。

「当日の様子を撮影したSNSの投稿などによると、青いスーツで黄色い顔にサングラスをかけた着ぐるみを着た人物が、1.5メートルほどの高さの青い柵を越えて、サル山内に侵入しました。すぐに異変を察知したサルたちが怖がって逃げ回っていましたが、男はそのまま約4メートル下に落下し、その衝撃で転倒し着ぐるみの頭の部分が取れていた。

 その後も、サル山の方に向かって少し登ってみたり、来園者らに手を振ったりしていました。怒った女性が『やめてやめて!』などと叫ぶも、気にしていない様子でした」(大手紙社会部記者)

 着ぐるみは特定のミームコイン(暗号資産の一種)のマスコットキャラクターと見られる。派手にアピールしてバズらせることでコインの価値を上げる狙いがあったのだろうか。サル山に侵入後、飼育員に外に連れ出された男は、撮影していた男と共に千葉県警に威力業務妨害容疑で逮捕された。

「逮捕されたのは、アメリカ国籍のリード・ジュナイ・デイソン容疑(24)と、その様子を撮影したとみられるニール・ジャバリ・デュアン容疑者(27)の2人です。悪ふざけが過ぎただけだと思っているのでしょう、2人はいずれも否認し、デイソン容疑者は『サッカーの賭けに負けてやることになった』と話していたことも分かっています。

 動物園はこの事件を受けてサル山を観覧できる場所を柵から少し離すなどの対策をとっており、来園者からは不満の声が上がっている。同園では、パンチ君の爆発的人気から、これまでにも小さなトラブルがあったようで、すでに営利目的の撮影は許可制とするなどしていました。しかし、今後は撮影の全面禁止も検討しているといいます」(同)

 市川市動植物園課の担当者に取材すると、運営側の苦しい事情が見えてきた──。

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