東芝グループの「姫路東芝電子部品」(兵庫県姫路市)からセンサー部品の製造に使う金型データを持ち出したとして、兵庫県警は2日、元社員の男(57)(同市)ら3人を不正競争防止法違反(営業秘密の領得、開示)容疑で逮捕した。データは中国企業に売却されており、県警が経緯を調べている。
ほかの容疑者2人は中国籍の男(47)(同)と、別の55歳の男(兵庫県上郡町)。
発表では、元社員はほかの2人と共謀し、2022年12月28日、社内から金型図面データ5件を中国籍の男にメールで送り、営業秘密を持ち出した疑い。県警は3人の認否を明らかにしていない。
県警によると、中国籍の男と55歳の男は、元社員の妻が代表のコンサル会社の役員だった。データは同社を通じて中国の精密機械メーカーに売却されていたという。
データは、光を使って物体の位置などを調べる「フォトマイクロセンサー」の部品製造に使用。センサーはプリンターや内視鏡などに使われている。
姫路東芝電子部品によると、社内調査で元社員の不正が発覚し、23年10月に懲戒解雇していた。