京都府南丹市の山林で遺体で発見された市立園部小の安達結希(ゆき)君(11)について、父親が遺体を遺棄した疑いが強まったとして、京都府警は15日、死体遺棄容疑で逮捕状を請求する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。父親は任意の事情聴取に対し、遺棄を認めているという。
捜査関係者によると、父親は、安達君の遺体を南丹市内の山林に遺棄した疑いが持たれている。
府警は15日、容疑者不詳の死体遺棄容疑で安達君の自宅を捜索。両親らから任意で事情を聞いていた。
安達君は13日、同小から南約2キロの山林で、遺体で発見された。靴は履いていなかった。司法解剖の結果、死亡推定時期は3月下旬とされた。目立った外傷はなく死因は不詳だった。
3月29日には、通学かばんが同小西約3キロの山中で、今月12日には安達君のスニーカーに似た黒い靴が南西約6キロの山中でそれぞれ発見された。
所持品と遺体が異なる場所で見つかるなど不可解な点があることから、府警は安達君が死亡後に遺棄されたとみて捜査していた。
5年生だった安達君は終業式前日の3月23日に登校しなかったため、同小が同日午前11時50分頃、母親に連絡。行方不明になっていることが判明し、父親が正午頃に110番していた。
学校側への父親の説明では、同日午前8時頃、校舎から約200メートル手前で父親の車から降りた後、行方がわからなくなっていたとしていた。当日、学校の防犯カメラには、安達君の姿は映っていなかった。