武田正寛容疑者愛媛・今治高齢男性殺人事件、神奈川で身柄確保の容疑者 「リレー捜査」が逮捕の決め手に

きょうのニュースなワードは「リレー捜査」。

滝口記者)この「リレー捜査」、各地域に設置された防犯カメラ映像をリレーのようにつなぎ合わせて追跡する捜査のことです。

実はこの捜査手法が、愛媛県今治市で今月1日に発覚した高齢男性殺人事件で、県外に逃走していた被害者の息子の所在を割り出し、緊急逮捕する決め手の一つとなりました。

今月4日、殺人の疑いで逮捕された今治市東村1丁目の無職・武田正寛容疑者(42)。

先月31日午後、自宅で、同居する父親の幸則さん(71)の首などを刃物のようなもので突き刺すなどして失血死させた疑いが持たれています。

事件が発覚したのは犯行翌日、4月1日の午後7時半ごろ。この時点で武田容疑者はすでに現場から逃走していました。

警察は捜査本部を立ち上げ、武田容疑者の行方を捜索。

捜査関係者によりますと、武田容疑者は事件後、自転車で家を出たあと今治市内のネットカフェに立ち寄り、JRで県外へ移動していたということです。

この逃走経路を割り出したのが、防犯カメラの分析によるリレー捜査です。

そして、今月4日午前、防犯カメラの分析などにより神奈川県内の逃走先を突き止め、武田容疑者の身柄を確保し、緊急逮捕しました。

警察は武田容疑者の認否を明らかにしておらず、親子間のトラブルの有無を含め、父親を殺害した経緯など詳しく調べる方針です。
【スタジオ】
松岡アナ)直線距離にして600キロ以上に及ぶ逃走劇。

緊急逮捕の決め手の一つとなったのが、防犯カメラの分析によるリレー捜査だったということですが、捜査手法の主流となっているのですか?滝口記者)県警が把握しているだけでも、県内に防犯カメラは2900台設置されているということです。

こうした防犯カメラをきっかけに、去年県内で容疑者を検挙した事件は615件と、ここ10年近くで2.5倍以上に増加しています。

背景には人間関係の希薄化や携帯電話、インターネットなどのサービスが悪用されることで、通常の捜査手法では容疑者の追跡が年々困難になっているということもあります。

松岡アナ)防犯カメラ捜査の重要性が高まってきているということですね。
滝口記者)実際に愛媛県警は今月1日、機動捜査隊と捜査支援室が統合した「機動捜査分析課」を新設しています。

実際に今回の事件でも、こちらの新設課のメンバーが大きく関与しているということです。

ただ、防犯カメラは容疑者の過去の映像・姿であり、最終的に容疑者を今現在の所在を割り出し、逮捕するのは捜査員の経験だと言われています。機動捜査分析課によるリレー捜査には、引き続き注目していきたいと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする