「テキーラ32杯泥酔死事件」の公判が名古屋地裁で開かれた。法廷に立った板谷博希被告(44)は2023年5月、25歳の女性にアルコール度数40度のテキーラを32杯飲ませてわいせつ行為に及ぼうとし、急性アルコール中毒により死なせた罪に問われている。【写真】美女をはべらせ、笑みを見せる板谷被告。芸能人さながらの自撮りも
3月2日の初公判で被告は「結果として亡くなったことは事実だが、わいせつ目的は一切なかった」と起訴事実を否定、弁護側は無罪を主張した。自らを”経済マフィア”などと名乗っていたこの男の人物像を、事件の内容とともに振り返る。
地方紙記者の解説。
「板谷被告は2023年5月、知人の男(当時30、不起訴処分済み)と共謀して飲食店で女性に酒を飲ませてホテルに連れ込み、意識がないとわかった上で必要な救護をしなかったわいせつ略取と保護責任者遺棄容疑疑いで逮捕された。しかし翌月21日夜に女性が低酸素脳症で死亡したことで、訴因が準強制性交致死とわいせつ略取になった。
被告らはホテルで性行為に及ぼうとしたが、女性が重篤な状態にあることに気づいて断念し、119番通報。救護隊が来る前にその場から逃走していたことがわかっています」
初公判の冒頭陳述では、事件までの経緯が以下のように明かされた。
「検察官によれば、まず被告は知人らと訪れた馴染みのバーで店員に『誰か女呼んで』などと指示。その後に訪店した初対面の女性に、『まだまだ飲めるでしょ』と煽って約1時間半にわたってテキーラ32杯を飲ませた。この間、『ホテル行こうよ』などと執拗に女性を誘い、服の上から胸を触るわいせつ行為などもしていたとされる。
また似たような手口で、酩酊状態の女性をホテルに連れ込んだ過去があることも指摘されました」
すでに述べたとおり、被告は起訴事実を否定している。同席した弁護士は「被告は女性に『酒を飲めるのか』と聞いたところ被害者がうなずいたのでテキーラを注文した」などとも説明した。
過激な犯行からSNSでも騒がれているこの男の正体は、”半グレグループ”をまとめる人物でもある。大手紙社会部記者はこう話す。