2025年9月下旬ごろ、当時高知市に住んでいた47歳の女性の遺体を山中に遺棄したとして、愛媛県四国中央市の46歳の男が逮捕されていた事件で、警察は27日、男の殺人の疑いが強まったとして、殺人容疑で再逮捕する方針を固めたことがわかりました。【写真】発見現場の様子と、事件が発覚した2月9日のニュースを画像で確認するこの事件は、愛媛県四国中央市中之庄町の会社員・杉尾頼久容疑者(46)が、2025年9月下旬ごろ、愛媛県四国中央市富郷町の山中に、当時高知市に住んでいた知人の大谷せい子さんの遺体を遺棄したとして、死体遺棄の疑いで2月9日に逮捕されていたものです。
これまでの取材では、杉尾容疑者と大谷さんは、事件発生の数ヶ月前に知り合っていたことがわかっています。
大谷さんは去年9月17日、高知市の会社で勤務を終えた後に行方がわからなくなり、去年11月1日になって、大谷さんの親族が警察に行方不明届を提出しました。
そして警察が捜査したところ、大谷さんと連絡がとれなくなった去年9月24日に、高知市内のコンビニエンスストアで、杉尾容疑者が大谷さんのスマートフォンを使って買い物をしていたことがわかりました。
さらに親族から行方不明届けが出された後の11月6日、岡山市内の商業施設で、大谷さんの軽自動車が止められているのが見つかりました。警察が施設内の防犯カメラを確認したところ、去年9月24日以降に、杉尾容疑者が車を放置していたことがわかりました。
そして警察は杉尾容疑者を、大谷さんのスマートフォンの電子決済で買い物(食料品など15点4000円相当)した詐欺の疑いで、今年1月29日に逮捕し、31日に送検していました。
その後の調べの中で、杉尾容疑者が大谷さんの殺害をほのめかす供述をしたため、31日に警察が杉尾容疑者立ち会いのもと愛媛県四国中央市の山中を捜索したところ、大谷さんの遺体が見つかり、警察は2月9日午前に杉尾容疑者を死体遺棄の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、大谷さんの遺体は山道の近くに遺棄されていましたが、見えにくいようにされていたということです。発見時には遺棄されてから4か月ほど経過していて、白骨化はしていませんでしたが、歯の鑑定によって大谷さんと特定されました。
警察の調べに対し、杉尾容疑者は遺体の遺棄した容疑について「間違いありません」と認めているということです。大谷さんの死因はわかっていません。
高知県警は9日、高知南警察署に「殺人・死体遺棄事件」として特別捜査本部を設置し、杉尾容疑者が、大谷さんを高知市にある大谷さんの自宅で殺害したとみて、捜査を進めていました。
そして27日、高知県警は、杉尾容疑者の殺人の疑いが強まったとして、殺人容疑で再逮捕する方針を固めたことがわかりました。
県警は27日午後にも、殺人事件の詳細について発表する予定です。