【解説】演説にかぶせてヤジや拡声器で繰り返し叫ぶ人も…“抗議活動”は表現の自由か、選挙妨害か

超短期決戦の衆議院選挙も、投開票日まであと2日となりました。街頭演説の会場では聴衆が拡声器で叫ぶなど、“抗議活動”も行われています。何が起きているのか取材しました。【解説】投稿数が急増「選挙バズり投稿」に不審な動き? 3つの特徴【それって本当?】◇
今月1日、大阪・堺市の駅前は騒然としていました。

「日本維新の会」の演説会場に、プラカードを持って集まった人たち。「うそつき!うそつき!」と、演説にかぶせてヤジを飛ばしていました。

“抗議活動”は東京・秋葉原でも…。先週火曜日、自民党の高市総裁がマイクを握ると、突然「高市やめろー!」という大きな声が。

拡声器を持った人物が、繰り返し叫んでいます。

やまない“抗議活動”に、聴衆とのトラブルに発展しかねない場面も。
自民党スタッフ
「総理のお話を聞きにきているので、配慮お願いします。すごく迷惑になってるので」

スタッフが「通報」と書かれた紙を掲げますが、その後10分間、“抗議活動”は続けられました。
各地で行われている演説中の“抗議活動”。参政党の演説会場では…。

「レイシスト帰れ!」

演説の声がかき消される事態になっていました。

今月1日、参政党の街頭演説で抗議をする人たちに話を聞いてみると…。

演説会場で抗議活動 東京・新宿で今月1日
「俺はひとりで(来ている)。個人で活動している人が多いと思う」

──同時に抗議の声を出すと 演説が聞こえないという声もあるが

演説会場で抗議活動 東京・新宿で今月1日
「自分たちにも表現の自由がある。優劣をつけられるものではないと考えて抗議しています」

 ◇
街頭演説の“抗議活動”について、日本テレビ政治部の井上幸昌部長が解説します。

鈴江奈々キャスター
「一部の演説会場ではこういったことが起きているのですね」

井上幸昌政治部長
「この問題をどう考えれば良いのか?憲法で保障された『表現の自由』の観点から考えます。

2019年の参院選で、当時の安倍総理に『辞めろ』とか『増税反対』などのヤジを飛ばした男女が、警察に排除されました。

男女はその後、『表現の自由が侵害された』などとして、裁判を起こしましたが、最終的には判決で、その訴えの一部が認められました。

裁判所(札幌高裁)は、大声をあげた行為について『政治的な意見表明』とした上で、『警察官の行為によって表現の自由が侵害された』と判断しました。

裁判所はこの時、ヤジをあげる行為は、憲法が保障する『表現の自由』に含まれると判断しています」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする