麻薬取締法違反事件 県内で初の判決「拘禁刑」とは【徳島】

違法薬物を使用・所持したとして、逮捕・起訴された男の裁判が9月29日、徳島地裁で行われました。

この裁判で、裁判官は男に県内では初めてとなる「拘禁刑」を言い渡しました。

徳島地裁で行われた、麻薬取締法違反事件の裁判。

被告の27歳の男は2025年7月、美馬市脇町の自宅で大麻を所持・使用したとして逮捕、起訴されていました。

下された判決は…。

(裁判官)
「主文、被告人を拘禁刑1年に処す」

県内ではじめて、「拘禁刑」が言い渡されました。

耳慣れない「拘禁刑」という言葉。

これは一体、どのような刑罰なのでしょうか。
(森本アナウンサー)
「県内の裁判ではきょう初めて言い渡された『拘禁刑』について河野記者に聞きます。よろしくお願いします」

(河野記者)
「お願いします」

(森本アナウンサー)
「懲役や禁錮はこれまでも耳にしたことがありますが、この「拘禁刑」とはどのようなものなのでしょうか?」
(記者)
「今年6月の刑法改正で、懲役・禁錮が廃止されました」
「そして、新たな刑罰として導入されたのがこの拘禁刑です」
「今回の法改正で罪を犯したことに対する『懲らしめ』から、より『更生』や『社会復』に軸足が移ったといえます」
「これまでは、刑務所内での作業に伴い、『更生や社会復帰』に向けた指導などの時間が十分にとれていないという問題がありました」
(森本アナウンサー)
「これからは、受刑者それぞれにあわせた指導が行えるようになるわけですね」
「法改正は、なぜ行われたのでしょうか?
(記者)
「背景には、再犯率の高さがあります」
「受刑者は出所後、経済的に困窮し、再び犯罪に手を染めてしまうケースが少なくなく、再犯率は50%近くにのぼります」

(森本アナウンサー)
「拘禁刑の導入によって、具体的には何が変わるのでしょうか?」
(記者)
「薬物やアルコール依存症、高齢者、障がい者など」
「それぞれの抱える問題に対して必要なアプローチを、より柔軟にできるようになります」
「徳島刑務所でも、刑務作業では補いきれないコミュニケーション能力や、自発的な思考を鍛えられるような取り組みが始まっているということです」

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