「違法だと知らなかった」ペダル付き電動バイク“モペット”「原付と同じ位置づけ」なのに「ナンバー付けずにそのまま乗っていく」と販売店店主 危険な走行の背景に利用者・販売者の「認識の甘さ」

ペダルはついているものの、こがなくてもモーターなどで動く電動バイク、いわゆる「モペット」。

原付バイクと同じ位置づけとなり、運転するには免許や車体へのナンバー取り付けが必要になっている。

しかし街では、無免許やナンバーを付けずないまま走行したり、逆走したりしているケースも。

危険な「違法モペット」がなぜ横行するのか。取材で見えてきたのは、利用者と共に、販売側も「違法性の認識が甘い」という事実。
【大阪府警の捜査員】「警察です。前回確認させてもらった項目、満たしてないところを見させていただきます」

16日、警察などが立ち入り調査に入ったのは、大阪市中央区にあるバイクなどの販売店。確認しているのは「モペット」。

2024年11月、おととしの道路交通法の改正で原付バイクと同様の位置づけとなったモペットは、運転免許証の所持やナンバープレートの取り付けが必要だ。

しかし…

【記者リポート】「車道を逆走しています。かなり危ないですね」

街では、ナンバープレートを取り付けていないばかりか、車道の逆走も。いま、こうしたモペットの違法走行が相次いでいる。
こうした事態を受け、警察は大阪・ミナミで取り締まりを実施。すると。

【警察】「こいでいても違反になる。この車体自体がバイクやから」
【取り締まり受けた男性】「えー!」
【警察】「こいでいてもバイクを運転していることになる」

【警察】「めっちゃ速いな。こんなパワーのある乗り物を無免許で乗ったら…」
【取り締まり受けた女性】「罰金とかは?」
【警察】「罰金とかも無免許やから(ある)」

(Q.免許いるの知っていた?)
【取り締まり受けた女性】「知らなかったです。今停められて無免許と言われて正直びっくりしてます」

見えてきたのは違法性の認識の無さだ。
さらに、それは運転手だけでなく販売する側にも。

去年、客が違法走行すると知りながら「モペット」を販売した疑いで女性経営者が逮捕。その後罰金の略式命令を受けた。

女性経営者が語ったのは無責任な販売方法だ。

(Q.摘発された時も免許の確認はしていた?)
【販売店の経営者】「そうですね。まあちょっと適当にしてたんですけど。そこまでルールを作っていないので」
(Q.「免許もってますか?」と聞くだけ?)
【販売店の経営者】「はい。そうです。そのくらいです」
(Q.どんな違反があった?)
【販売店の経営者】「無免許の人もいるし、やっぱナンバープレートなど整備不良、ナンバープレート付けずにそのまま乗っていたとかもたくさんいますね」
(Q.違法な行為とは気づかなかった?)
【販売店の経営者】「(客に)説明してから販売したら大丈夫かなと。違法だということは知らなかった」

摘発を受けて、今は免許証の写真を撮影し保存しているほか、ナンバープレートの取り付けも代行するなど、適切に販売をするように改善したという。
事件後、改善されたのかきのう、警察などが調査したところ…

【近畿運輸局職員】「ライトの切り替えがない?オン・オフついたらだめなんですよ」
【販売店の経営者】「長押ししたら出るけど、今置いたばかりで…」
【近畿運輸局職員】「まだ整備中?」

一部の車両で公道を走るうえでは違法となるライトの整備不良がみつかり、警察が指導を行った。

重大な事故につながりかねない違法なモペット走行。運転する人も販売する人も法令遵守が求められている。

(関西テレビ「newsランナー」2026年1月16日放送)

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