《懲役は…》女教師に誘惑されて“たった5万円”で夫を射殺…15歳で殺人犯になった少年たちと、けしかけた女教師の「その後」(海外の凶悪事件・平成2年)

〈「いつも、あなたのことを考えているの」“性的なご褒美”で15歳少年をマインドコントロール…夫殺害に成功した22歳女教師の『ヤバすぎる洗脳手法』(海外の凶悪事件・平成2年)〉 から続く【セクシーすぎる】生徒に「下着写真」を送ったことも…15歳少年を誘惑して夫殺害に成功した『インモラルな女教師』【シワが目立つ「現在の姿」も】女教師の甘い言葉に誘われ、15歳の少年たちは“たった500ドル”で殺人に手を染めた。夫殺害は完全犯罪になるはずだったが、ひとつの致命的なミスがすべてを崩す。全米を震撼させた裁判の行方と、少年たち、そして首謀者の女教師に下された判決とは――。文庫『 世界の殺人カップル 』(鉄人社)より、その後の顛末を一部抜粋してお届けする。(全3回の3回目/ 最初から読む )

◆◆◆
彼らが手を貸す気になったのは、報酬として1人500ドル(約5万4千円)がもらえるという約束があったからだ。これはビリーから計画を聞かされたパメラが提示した金額である。殺害の報酬としては、あまりに安すぎるが、実際にバンスとパトリックはわずかな金欲しさに犯行に関与した。

 1990年5月1日夕方、3人は覆面姿で、バンスが父親から勝手に持ち出した銃を手にスマート家に侵入。

 まず、室内を荒らしたうえで金品を奪い強盗を偽装する。ほどなく帰宅したグレッグは覆面を被った3人組を見て仰天。一目散に逃げようとするも、あえなく捕まりビリーによって撃ち殺される。犯行を終えた彼らはすぐに家から退散。それから1時間ほど後にパメラが帰宅し悲鳴を上げたというわけだ。

 1ヶ月後、3人が逮捕されてもパメラは安心しきっていた。自分にぞっこんで、その関係を終わらせたくないビリーが本当のことを言うわけがないと信じていたからだ。狙いどおり、彼は口を割らなかった。もとより、バンスとパトリックは、自分が殺人をそそのかしたことなど知らない。ビリーを利用した夫殺害は完全に成功したかに思えた。

 が、パメラは致命的なミスを犯していた。
実は夫の殺害計画を前出のセシリアにも打ち明けていたのだ。学校関係者から事情を聞いていた警察はほどなくセシリアにたどり着き、彼女からパメラによる夫殺しの計画と、彼女とビリーが肉体関係にあったことを知る。パメラ逮捕。1990年8月のことだ。

 女性教師が教え子の男子生徒を誘惑し、夫を殺害させたというニュースは全米を駆け巡り、1991年3月から始まった裁判の様子はテレビで生中継された。ビリーは公判で素直に犯行を認め「僕は彼女を愛していた。彼女がいなければやらなかった」と涙ながらに語った。一方、パメラはビリーとの不倫は認めたものの、殺人に関しては一貫して無罪を主張した。その様子を放映したテレビの視聴率は40%を超えたそうだ。

 同月22日、ロッキンガム郡高等裁判所はビリーとパトリックに懲役40年、バンスに懲役30年、パメラに終身刑を下した。

 パメラの有罪判決は、検察側証人として出廷したセシリアの供述が決め手になったようだ。ちなみに、パメラは判決を聞き泣き叫ぶビリーら実行犯3人に目もくれず法廷を後にしたそうだ。

 その後、3少年は刑務所に収監され、バンスは2005年、ビリーとパトリックは2015年に仮釈放となった。
対して首謀者のパメラは投獄された後も無罪を主張し、控訴・上訴を行ったもののいずれも棄却され、仮釈放の申請も却下。

 2025年9月現在、ニューヨーク州のベッドフォードヒルズ女性矯正施設に収監中の身にある。

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