東京・足立区で14人が死傷したひき逃げ事件で、警視庁は22日、逮捕した男を立ち会わせ、当時の再現などを行いました。【画像】東京・足立区ひき逃げ 逮捕した男立ち会わせ事件当時を再現 「通過時の信号は全て青」と供述
22日朝、カメラの前に姿を現したのは横尾優祐容疑者(37)。
盗難車でフィリピン国籍の女性をひき逃げし死亡させたとして「危険運転致死」などの疑いで再逮捕されていて、この日は当時の再現などが行われました。
事件の発生からまもなく1か月。
横尾優祐容疑者(37)
「ほかの車にはぶつかっていません。冷静に運転できていました」
事件当時の状況について、語り始めたことがわかりました。
3連休の最終日だった先月24日、東京・足立区で盗難車が暴走し、次々と歩行者をはね、14人が死傷したひき逃げ事件。
ドライブレコーダーに記録されていたのは、大きく響く衝撃音。車の合間を走り去る人物こそ、横尾容疑者とみられています。
車は中古車販売店から盗まれた“白のクラウン”。横尾容疑者は“盗難車”で現場付近を2時間にわたり運転していたとみられています。
事故当時の状況も徐々に明らかに。横尾容疑者が運転していたとみられる車はパトカーに追跡されたため、交差点を左折し、休日で車通りの多い通りを、車線を左右に変えながら暴走。
時速80キロ近くのスピードで歩道橋周辺に突っ込み、横断歩道を歩いていた20代の女性をはねて逃走。
警視庁がドライブレコーダーなどを捜査したところ、信号はすべて「赤」だったといいます。しかし…。
横尾優祐容疑者(捜査関係者による)
「歩道橋まで交差点を通過する時の信号はすべて青でした」
さらには、こんな供述も。
横尾優祐容疑者(捜査関係者による)
「歩道橋の交差点で歩行者をはねるまで、ほかの車にはぶつかっていません。なぜそう言えるのかというと、左右をよく見て、右に行ったり左に行ったりと、その車の間を通行して行ったからです。パトカーから逃げていましたが、冷静に運転できていました」
法定速度を守っていたと話したかったのでしょうか。「ほかの車にはぶつかっていない」などと話しているということです。
◇
警視庁は現場の実況見分を行うなどして、事件当時の状況を詳しく調べています。