東京都文京区湯島の個室マッサージ店でタイ国籍の当時12歳の少女(13)が違法に働かされた事件で、日本政府と在京タイ大使館が、少女を近く帰国させる方向で最終調整していることが関係者への取材でわかった。帰国後は現地の保護施設などで生活する見込みという。【図表】12歳の娘が湯島で性的サービス…事件の経緯
警視庁によると、少女は6月下旬、15日間の短期滞在の在留資格で母親(29)と来日した。約40日間に個室マッサージ店で約70人の男性客を相手に性的サービスをさせられたことが判明している。
店で寝泊まりしていたが、9月に港区の東京出入国在留管理局に助けを求めて保護された。警視庁に「祖父母に会いたい。帰国して中学校に通いたい」と話したという。
関係者によると、少女は現在、人身取引の被害者として、国内の支援施設で暮らしている。同大使館や警察庁、外務省などが少女を帰国させる方向で日程などを協議している。
台湾の報道などによると、少女を置いて出国した母親は10月末、売春行為容疑などで台湾警察に拘束された。タイ警察は人身取引容疑などで逮捕状を取っており、台湾当局は年内にも母親をタイに移送する。
事件を巡っては、少女に性的サービスをさせたなどとして、マッサージ店経営者の男(52)が児童福祉法違反などの罪で起訴されている。