映画監督で俳優のロブ・ライナーと、妻のミシェル・シンガーが殺害された事件で、事件発生の数日前に、ロブと容疑者となっている息子ニック・ライナーが激しい口論をしていたことが明らかになった。TMZが伝えている。亡くなったロブ・ライナー、殺害容疑で逮捕された息子ニックと数日前に激しい口論をしていた その現場となったパーティーとはロブ・ライナー、妻ミシェル、そして息子のニックは米時間12月13日(土)の夜、人気司会者でコメディアンのコナン・オブライエン主催のクリスマスパーティーに出席した。
そのパーティーでロブとニックは「非常に激しい口論」を繰り広げ、多くの出席者が聞き取れるほどの騒ぎになったと、ライナー家の関係者がTMZに明かした。また、Page Sixもこの口論でニックはパニック状態になったと伝えている。その後、ロブとミシェルはパーティーを後にしたという。
NBCニュースによると、ニックはパーティーで会話に割り込んだとされる件で、『サタデー・ナイト・ライブ』出身のコメディアンで俳優のビル・ヘイダーと緊張した瞬間もあったという。内部関係者は同メディアに、ビルがニックに対し「私的な会話中だ」と説明したと明かした。ニックはその場を動かずビルを凝視した後、「怒って立ち去った」とされる。
ライナー家の関係者によると、ミシェルはここ数ヶ月、友人たちに「ニックの精神疾患と薬物乱用の疑いで、ロブと私はもう限界だ」「息子にどう対処すればいいのかわからない」「あらゆる手を尽くした」と、苦悩を打ち明けていたという。
米時間12月14日(日)、ロブ・ライナーと妻のミシェル・シンガーは、ロサンゼルス近郊の自宅で喉を切られた状態で死亡しているのが発見された。第一発見者は27歳の娘のロミーであったという。ロブは享年78、ミシェルは享年68であった。
その翌日の月曜の朝、夫妻の32歳の息子のニックが逮捕され、殺人容疑で起訴された。保釈金は400万ドル(約6億1000万円)に設定されている。
ニックは、薬物依存やホームレス状態を含む長年の苦闘があり、その経験を公に語ったことがある。2015年に公開したインディペンデント映画『ビーイング・チャーリー』はニックの半自伝的作品で、彼は父ロブと共に仕事をし、同作はロブが監督を務め、ニック自身が共同脚本を手がけた。同作では政治的な野心を持つ成功した俳優と、依存症からの回復を拒む息子との関係を描いている。