地震で“悪質デマ”拡散 SNSなど災害時は注意を【それって本当?】

震度6強の地震が襲った青森県八戸市では2日ぶりに学校が再開しましたが、生徒らからは今後の地震について不安の声が聞かれました。【画像】SNSで拡散 選挙・政治めぐる“偽誤情報”はなくせる?(下) プラットフォーマー大手5社に独自アンケート 「各社が感じる課題」【それって本当?】災害時、SNSなどで多く出回るのが悪質なデマ情報ですが、今回の地震でもさまざまなデマが拡散されています。小栗泉・日本テレビ特別解説委員が解説します。
Xで75万回以上表示されている動画。「12月8日、日本を、マグニチュード7.6の地震が襲った」という英語とともに、さまざまな場所が大きく揺れている映像ですが、これは「偽の動画」です。

今回の地震は午後11時すぎ、「夜」に発生しました。でも映像はすべて「明るい時間帯」です。映り込む文字も日本語ではありません。

ほかにも、今回、クマの出没が相次いでいる東北や北海道で地震が起きたことに結びつけて、「クマは地震を予知して冬眠できなかった」「冬眠したクマが地震で起きて暴れ出す」といった根拠不明の投稿も相次ぎました。

クマの生態に詳しい岩手大学の山内准教授は、「激しい地震で、一時的に目を覚ます可能性は否定できないが、クマが暴れ出す、冬眠できないというデータや根拠はない」としています。
10日、木原官房長官は「社会経済活動や災害対応に影響が出るおそれもあるため、偽情報の流布は決して許されるものではない。厳に慎んでいただきたい」と呼びかけています。
――過去の地震のときには、「ライオンが逃げ出した」といったものや実在しない住所をあげて助けを求める投稿もありました。

防災心理学が専門の兵庫県立大学の木村玲欧教授は、「災害時はデマは必ず起きる」とした上で、SNSなどの閲覧数をかせぐ「利益目的で今後も増える可能性がある」と警鐘をならしています。

また、木村教授が過去の災害を分析したところ、災害発生から時間がたつにつれてデマの内容も変化してきていて、「災害発生直後」「救助・救援期」「復旧・復興期」の3つのフェーズに分けられるといいます。

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