新型コロナ対策の補助金をだまし取った疑いで、愛知県一宮市にある病院の理事の女が逮捕されました。不正受給への関与を迫られたという業者は女から一方的に指示を受けたと話しています。
逮捕されたのは、一宮市のいまむら病院を運営する医療法人の理事・今村有希子容疑者(57)です。
名古屋地検特捜部によりますと、有希子容疑者は、一昨年までに医療機器を購入したように見せかけるなど虚偽の報告書を提出し、県から新型コロナ対策の補助金約5260万円をだまし取った疑いが持たれています。認否は明らかにされていません。
有希子容疑者は、病院の理事長で、元国会議員の今村洋史氏の妻。
この病院でいったい、何が行われていたのか。これは私たちが入手した病院の取引に関する資料。
1000万円を超える高額な医療機器などを購入したことになっていますが、実際は納品されていませんでした。
病院の新型コロナ対策の医療機器の購入などに関わっていたという業者の男性が、病院とのやりとりの一部を明かしました。
病院と取引していた業者:
「もう全部(病院の)指示の下でやっているので、注文書も来てないですし、納品書を書けと言われて納品書を出している。請求書を書けと言われて、請求書を出している」
県の調査で、いまむら病院は新型コロナ対策の補助金、約4億5000万円を不正に受給していたことがわかっています。
県は交付した補助金の全額取り消しを決定。病院は今年3月、加算金を含む22億円以上を返金しています。
名古屋地検特捜部は事件の全容解明を進めています。