2024年に首都圏で相次いだ18件の強盗事件をめぐって、強盗致傷と住居侵入の疑いで逮捕された職業不詳の20代の男4人のうち、リーダー格とされる福地紘人容疑者(26)の家族が延べ130分にわたり胸中を語った。【画像】かつては“イケメン高校生”として美男美女コンテストにも出た、ともに逮捕された“指示役”村上容疑者のハート写真
「人に迷惑をかけるなら死んでしまえ」(祖父)
茨城県東北部にある常陸太田市の閑静な住宅街。築年数が30年以上の一軒家で、闇バイトのリーダー格とされる福地容疑者の家族と親族らが重い口を開いた。12月5日の午前10時に各社が「【速報】首都圏闇バイト強盗事件 指示役4人逮捕」と一斉に報じたあとのことだった。
福地容疑者の家族らによると、1999年に茨城県内で4人きょうだいの次男として生まれた。小学校に入学すると同時に福地容疑者は、この一軒家に引っ越してきたという。長男も剣道をやっていたことから、「僕もやりたい」と両親に自ら申し出て、放課後に学校の施設内で開かれる剣道教室に通うようになった。
祖母は福地容疑者について、「優しい子だったんです。小さい頃から体調などに気を遣ってくれて。昔から粗暴な子ではなかったんです」と同じ言葉を何度も重ねた。目に涙を浮かべながらこう話した。
「闇バイトの指示役として逮捕されたことを知って、足がブルブル震えています。記者の皆さんから今回の事件について聞きました。その話を聞いて、死にたいと思った。もし孫(=福地容疑者)と話せるなら、『どうしてそんなことをやったんだ』と問いかけたい。被害者の方に対しては、ただただ申し訳ないと思うばかりです。なんであんなことをしてしまったの……」
福地容疑者を剣道教室まで送り迎えしたり、小さいころから面倒を見て家族の中でもっとも多くの時間を過ごしてきたという母は、10月に警察から福地容疑者の生い立ちを聞かれ、胸騒ぎがずっと止まらなかった。
「本当に申し訳なく思っています。ケガをされた方もいるとお伺いしていて、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。まずはちゃんと本当のことを話すところから反省の態度を示してほしい。さっき車に乗って停車中にLINEニュースを見て、この事件を知りました。自分でも何を考えていいのかわからなく、これ以上運転したら危ないなと思って、帰ってきました」
民生委員を経験したこともある祖父は、前出のように「死んでしまえ」と話すが、母の本心は異なるようだ。
「そうですね。『死んでしまえ』とまでは、もちろん自分の息子ですからそうは思えないですけど、でも、それぐらいの気持ちではあります。『本当に死んでくれてたら、他の人に迷惑かからなかったかな』と思ってしまう自分もいる。常にその葛藤の中にいます」