相次いだ一連の強盗事件「指示役」逮捕 “闇バイト”で応募の実行役は報酬もらえず「使い捨て」 裁判で見えた「闇バイト」のリアル

2024年関東で相次いだ一連の強盗事件で、1都3県の警察の合同捜査本部は指示役とみられる男4人を逮捕しました。【画像】“トクリュウ”リーダー格の男2人逮捕 強盗未遂などの疑い 警視庁一連の強盗事件では実行役ら51人がすでに逮捕されていますが、その多くが「闇バイト」に安易に応募したことで、犯罪に手を染めていった実態が裁判の記録などから見えてきます。

1都3県の合同捜査本部は、関東で相次いだ一連の強盗事件のうち、千葉県市川市の強盗致傷事件について、指示役とみられる男4人を逮捕したと明らかにしました。

今回の一連の強盗事件の特徴は、SNS上にある「闇バイト」などの書き込みに応募した実行役らが指示役からの指示を受けて強盗事件などを起こしていることです。

「闇バイト」に応募した実行役は集合場所を指示されると、同じように集められた名前も知らない共犯者とともに、現場に向かい犯行に及んだとみられています。

また、実行役のほとんどが、「闇バイト」の報酬を得ることはないまま、事件後すぐに警察の捜査によって逮捕されていました。

実行役の1人は裁判の中で、安易に手を染めていった経緯や、現場での指示役からの命令について話しました。
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千葉・市川市の強盗傷害事件で逮捕・起訴された実行役の男。

男は他にも複数の事件に関与したとして、千葉地裁は懲役16年の実刑判決を言い渡しました。

男は職場の同僚に見栄を張るために購入した高級車などが原因で、当時700万円を超える借金があり、また離婚した妻との間には幼い子供がいて、養育費の支払いなどもあって毎月の支出にも苦慮していたといいます。

転機は2024年10月8日のことでした。

SNSアプリ「スレッズ」を見ていたところ、「簡単、ホワイト案件、高額、即金」などという投稿を発見。

これはいわゆる「闇バイト」の典型的な文言ですが、男はこれに応募しました。

すると相手からメッセージが。

「お金がいいのはブラックになります」「1日で稼げますね、30から50くらいもらえると思ってもらえれば」

こうした勧誘に対し男は相手側に免許証などの個人情報を送り、秘匿性が高い通信アプリ「シグナル」でのやりとりに移行したのち、メッセージが消えるモードにするよう指示を受けていたといいます。

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