ゲームで闇バイト手口体験 奈良県立大付属高生 危険性や対処法学ぶ

交流サイト(SNS)を通じて、闇バイトへの勧誘や加担が高校生など若年層へと広がるという深刻さが増す中で、講演ではなくゲーム体験で闇バイトの手口や危険性、対処方法を学ぶ中高生向け教育プログラム「レイの失踪」が4日、奈良市六条西3丁目の奈良県立大付属高校で、全校生徒492人を対象に行われた。県内では初めて。[写真]ゲーム内容を振り返りながら闇バイトの対処方法を聞き、警察への相談窓口「#9110」を確認する生徒ら=4日、奈良市の県立大学付属高校
県警と同校が主催し、県暴力団追放県民センター、同校育友会の共催。

 県警によると、県内でも高校生が闇バイトなどに巻き込まれてトラブルになり、特殊詐欺事件の受け子として県外の高校生が県内で逮捕されているという。今回、闇バイト対策として、話題となっている闇バイト追体験ゲーム「レイの失踪」を導入。慶応義塾大学生が立ち上げたスタートアップ企業が開発したもので、全国50校以上で導入されている。

 この日、体育館に集まった生徒たちは数人のグループになり、各自のスマートフォンでアプリを取り込んでゲーム開始。内容は失踪した友人のレイをSNSで探すというもので、順に課題をクリアしていくと失踪した原因にたどり着く。設定は実在の被害事件を基にし、闇バイトに加担しやすい人の心理が再現された中で謎解きを行い、犯罪手口を疑似体験する。

 ゲーム終了後は、ゲームの各場面を振り返り、闇バイトに狙われやすい人や、求人サイトで闇バイトを見抜く方法などが紹介された。
同校1年の生徒会長、萩野はなさん(16)は「闇バイトの名前を知っていたぐらい。体験ゲームで犯罪手口を知り怖いと思った半面、誰もが周囲に相談できる環境になれば」と感想を話した。

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