「過失」か「危険運転」かー 飲酒事故で大学院生死亡から1年…運転手いまだ処分出ず 遺族悩む法律の壁

北海道小樽市で車同士が正面衝突し、大学院生が死亡した事故から9月22日で1年。

飲酒運転で逮捕された男性の捜査はいまも続いています。【動画】「過失」か「危険運転」かー 飲酒事故で大学院生死亡から1年…運転手いまだ処分出ず 遺族悩む法律の壁なぜ長期化しているのかー

そこには遺族を悩ませる法律の壁がありました。
22日、事故現場を訪れた大学院生の両親。

(息子を亡くした母親)「自宅では常に伝えているけど、愛してるって伝えたいなと思って、頑張ってここまでは来るようにしています」

1年が経ったいまも、飲酒運転をした男性への憎しみが消えることはありません。

(息子を亡くした父親)「そこの道路で5秒ずれていたら生き残れたかもしれない」

(息子を亡くした母親)「息子は殺されているので。あんなに長く飲んでいても、過失運転で済む世の中にはなってほしくないと思っている」
1年前の9月22日、小樽市の国道で事故は起きました。

タイヤが外れ、横転した乗用車。

衝撃の大きさを物語っています。
運転していたのは、札幌市の大学院生・田中友規さん。

飲酒運転をして対向車線をはみ出した乗用車に衝突され、死亡しました。

(田中友規さん)「田中友規と申します。丁寧かつ真剣に何事に対しても挑むようになりました」

就活中だった友規さん。

自宅にいても1人で面接の練習をしていたといいます。

(田中友規さん)「趣味は釣りです。本日はどうぞ、よろしくお願い致します」

就活に追われる中、楽しみにしていたのが、長年続けてきた釣りです。
あの日も翌週に仲間と釣りに行くため、下見をしに行った帰り道でした。

(息子を亡くした母親)「警察からの電話では、息子さんが小樽で事故にあいましたと言われたので、私はけがの程度はどのくらいだったのでしょうかと聞いたら、ちょっと間があってから、亡くなりましたと。病院側も整ったので会えますと言われて、息子が横たわっている姿を見て、初めて、本当だったんだという感じで、泣き崩れるしかないですよね」

(息子を亡くした父親)「なんでいなくならなきゃいけないんだということを、おそらくそれだけだったと思う」

小学6年生のころ、10年後の自分にあてた1枚の手紙。

「立派な医者になり、他の人を助けたい」

友規さんは、困っている人には誰にでも手を差し伸べる優しい人柄でした。

(息子を亡くした母親)「とにかく優しくて、まわりに気遣いができる子で、間違ったことが大嫌いで。自分のためというよりは、人のためという気持ちのほうが強い子だなって感じましたね」

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