無免許で医療行為をした疑いで男が先週、逮捕された事件。
医師になりすました男は一体、何者なのか…。【動画で観る】「ただのおっさん」が医師になりすまし8カ月間で169人を診療 なぜ“医師になりすまし”ができたのか? 表彰状のような「紙の医師免許」 データベースへの登録も「必須ではない」現実取材を進めると、その「人物像」と、事件の背景にある「原因」が見えてきました。
【クリニック運営法人代表理事】「もう許せないですね。無資格で医師免許ないのに、患者さんに医療行為してたことが許せないです」
こう話すのは、大阪市内のクリニックの運営法人の代表理事。4日、警察に詐欺罪で被害届けを出す相談に訪れました。
10月30日、医師になりすましていた疑いがあるのは先週、大阪府警に逮捕された原田伸一容疑者(66)。
原田容疑者とは一体、何者なのか。
【原田容疑者のYouTubeより】「がんは今や2人に1人の病気です。ですが、がんワクチンを利用することによって、皆さん方ががんにならない世界がやってくる」
これは原田容疑者が代表を務める、がんの研究を行っているとする会社「エトセル研究所」のYouTubeチャンネルにアップされた動画。
開発に成功したという「がんワクチン」の効果を雄弁に語り、それに出資を募る原田容疑者の姿が映し出されています。
さらに“研究所”のホームページにはこのような記載があります。
「特許が認められました」
「がん研究所を立ち上げ44年になります。弊社は、人への治験と並行し、育毛事業も展開していきます」
「2人の医師と共に、40年以上がんの研究を行っている」とする会社があるとされるオフィスビルに取材班が行くと…
【記者リポート】「こちらのビルに研究所があったのですが、すでに名前がなくなっています」
さらに取材を進めると、原田容疑者とみられる別のYouTubeの投稿にもたどり着きました。苗字は「鈴木」と名乗っています。
【原田容疑者と見られるYouTubeより】「がん封じ神社。私の声は“がんを予防する声”とも言われています」
見えてきた、がん治療に対する強い執着。
原田容疑者はいつから医師になりすましていたのか。