オートロックの「共連れ」、神奈川でも相次ぐ 神戸女性刺殺から1カ月

マンションなどで女性を狙った犯罪が後を絶たない。オートロックをすり抜ける「共連れ」や不審者の尾行、エレベーター同乗などをどう防ぐのか。似たような事件は県内でも相次いでおり、専門家は「自己防衛の意識を高めていく必要がある」と強調する。神戸の女性刺殺事件から20日で1カ月。命を守る手だてが問われている。【表で見る】歩行中やマンションでの防犯対策は「好みのタイプの女性だと思い、後をつけた」。共同通信の配信によると、神戸市中央区のマンションで住人の女性(24)が刺殺された事件で、逮捕された男(35)は、帰宅中の女性を長時間尾行していた。

 女性がマンションのオートロックドアを開けると、閉まる前に侵入。エレベーター内で羽交い締めにしている様子を住人がモニター画面で目撃した。事件の3日前には別の女性の後をつけ、マンションのオートロックをすり抜けていたことも判明している。

 住人らの後に続いてオートロックをすり抜ける手口は「共連れ」と呼ばれ、似たような事件は神奈川県内でも少なくない。

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