徳島県高校PTA連合会と同連合会安全互助会の元会長(50)が両会の口座から約810万円を横領した疑いで逮捕された事件で、互助会の口座にあった積立金3000万円以上がなくなっていることが、関係者への取材でわかった。傷病見舞金の支払いに対し、同連合会の口座から支出するなど影響が出ている。
同連合会によると、互助会は生徒が学校で事故やけがをした場合、見舞金を給付する。昨年11月に元会長による着服が判明し、同連合会が互助会の口座を調べたところ、残高がなくなっていた。毎年度末に監査役の保護者が書類や通帳を確認していたが、着服を見抜けなかったという。
同連合会は監査の回数を増やし、通帳管理を見直すなどして再発防止に取り組んでいる。堂本幸子会長は「子どもたちや保護者のためにも、使い込んだお金はできるだけ早く返済してほしい」と話している。
県警の発表では、2023年3月から着服の発覚前まで、元会長がすべての通帳や印鑑を管理。同連合会の口座も金が引き出されており、元会長は横領総額について「5000万円以上になる」と供述しているという。