米、ワシントンの犯罪取り締まりで逮捕者らの給付金不正を調査

Sarah N. Lynch

[ワシントン 18日 ロイター] – 米厚生省の監察官室は、トランプ政権による首都ワシントンでの犯罪取り締まりで逮捕されるなどした人が政府の給付制度に不適切に加入していないかどうか調査している。政府文書や関係筋の話で分かった。

監察官室はこれらの人々がメディケア(高齢者向け公的医療保険)やメディケイド(低所得者向け公的医療保険)などから不正に給付を受けたかどうかを調査する方針で、政権による犯罪取り締まり強化で警察に逮捕された理由とは無関係の違反の可能性について調べている。

司法省当局者はワシントンでの取り締まりで2000人以上が逮捕されたとしているが、連邦政府プログラムの不正受給で訴追された人がいるかどうかは不明だ。ロイターが確認した政府文書によると、厚生省監察官室は警察が事情を聞いたり拘束したりしたものの逮捕に至らなかった人についても調査している。

ホワイトハウスのジャクソン報道官は「トランプ政権はあらゆる犯罪を阻止すると同時に、法を順守する国民の社会とサービスを守ることにコミットしている」と述べた。

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