定年後は「自宅から近い職場」「短時間労働」を選べ…人生100年時代、60代からの賢い仕事の選び方

「定年=引退」は、現在の働き方が多様化するなかで過去のものになりつつある。そんななか、定年後の仕事にはいったいどんな選択肢があるのか。【画像】「姥捨て山計画」だと批判された当時の通産省が提唱した「シルバーコロンビア計画」『定年後の日本人は世界一の楽園を生きる』より一部抜粋・再構成してお届けする。
もし定年後に何らかの仕事に就きたいとしたら、理想は、これまでの経験とキャリアを活かした仕事だろう。自分の得意分野で仕事ができるからだ。

しかし、特殊な技能を持つスペシャリスト以外の営業職や総合職の場合、それは難しい。特に正規雇用されることは困難だろう。

2024年発表の総務省の統計によれば、会社で役員を除く65歳以上の雇用形態の内訳を見ると、非正規の職員や従業員が417万人で、大多数になっている。

正規雇用の場合でも、年収は約300万円というのがいいところではないだろうか。時給で計算したら、定年前の数分の一しか得られない収入だが、これが現実だ。

虚心坦懐に、自分がどれほど労働力として評価されるかを確認し、現実を受け入れる必要がある。これがシビアな現実だが、逆に考えれば、資本主義社会では、どんな人間であれ、体が丈夫であれば、労働力として最低限の価値が付く。

そうした条件のもと、定年後の仕事には、いくつかのパターンがある。

まず定年後の仕事の目的は、マイナスのミニマム化、夫婦それぞれの時間と場所の確保、働きがいと自己実現、これら三つに絞り込まれるはずだ。

そうして、高収入を目指さず、仕事を選ばなければ、まだまだ働く場所があるのが現在の日本……単純労働の仕事を含め、人手不足で喉から手が出るほど働き手が欲しいという会社が山ほどある。

実際、いろいろな場所で働く高齢者が増えている。遊園地のアトラクションの警備員や誘導員、公園などの施設管理人、駐輪管理スタッフ……しかし定年後は、ストレスの低い仕事を選ぶべきだし、それができるのが定年後の人間の強みだ。

そのため仕事を時給で選ぶのではなく、自宅から近い職場や短時間労働を選択すべきだろう。定年後は、ストレスの低い仕事を選ぶことが鉄則となる。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする