関西テレビの制作したドキュメンタリー映画が、今、広島を始め、各地で上映されていて、話題を呼んでいます。
【関西テレビ・上田大輔さん】
2009年企業内弁護士として関西テレビに入った私はその7年後、希望して記者になった。
2010年代に入り、赤ちゃんに目立ったケガがなくても硬膜下血腫など3つの症状、いわゆる3徴候が見つかれば激しく揺さぶった虐待だと医師が診断。その結果、親などが逮捕・起訴される事件が相次いでいた。
しかし、一連の事件は、「検証プロジェクト」が立ち上がることで、新たな展開を見せ始める。
「医学的な根拠を全く無視したと言わざるを得ませんし」
虐待と冤罪、それぞれをなくそうとする正義が激しくぶつかる事件を取材した8年間。
事件を伝える報道の在り方も問われていました。
「こいつがやったに違いないという報道をしていますよね。むしろ。言い方を変えれば」
<スタジオ>
スタジオには、記者として事件を取材し、映画の監督でもある、関西テレビ、上田大輔さんに、お越しいただきました。
≪事件の内容・揺さぶられっこ症候群とは?≫
「揺さぶられっこ症候群」(SBS)という言葉も出てきましたが、まずは、どのような事件だったのでしょうか?
【関西テレビ・上田大輔さん】
赤ちゃんが調子悪くなって病院に運ばれたときに、全然この外側にはケガのあとがないのに頭の中から出血が生じていると。他に目から出血とか、一定の症状が見つかると、虐待に詳しい医師が、「これは激しく揺さぶった」という診断をされるんですね。それが「ゆさぶられっこ症候群」という診断なんです。そう診断がされると、今度は警察の捜査が始まりまして、その医者の証言、鑑定いわゆる、その「揺さぶった」ということで、最後に一緒にいた大人が揺さぶったんじゃないかっていうことで、そういう親などが逮捕・起訴されていく。そういった事件が2010年代にすごく増えたんですね。そういった一連の事件を取材した映画です。