テレビにも出演していた老舗和菓子店の店主が殺害された事件で、男2人が逮捕されました。2人は中学校の同級生で、ともに「便利業」を営んでいたということです。【画像】山口・和菓子店夫婦殺傷 逮捕の2人は中学校の同級生
亡くなった齊藤一正さんの長男「80歳のおじいちゃんをたたいて、縛ればすむ話でしょう。なんでとどめを刺した。母もか弱い細い体なのに、頭を陥没するくらいの力で殴るって」無念の思いを口にしたのは、被害に遭った夫婦の長男です。今年8月、山口県美祢市の老舗和菓子店で店主の齊藤一正さん(80)が死亡し、70代の妻も頭の骨を折るなどの大けがをした事件。
亡くなった齊藤一正さん(2004年)「私のおじいさんが作った。宇一という人が作って、名前にちなんで宇いち饅頭という」看板商品の「宇いち饅頭」は、地域の銘菓。齊藤さんは、地域で親しまれる名物店主でした。
あれからおよそ2か月。事件は25日、大きく動きました。強盗殺人などの疑いで逮捕、送検されたのは大倉万輝容疑者(27)と村岡耕志浪容疑者(26)の2人。警察によりますと、2人は夫婦を襲って一正さんを殺害し、金庫を奪った疑いが持たれています。警察は2人の認否を明らかにしていません。村岡容疑者は山口県周南市、大倉容疑者は広島市に住んでいて、事件現場の美祢市とは、いずれも離れた場所です。2人の関係について26日、中学校の同級生だったことが新たにわかりました。さらに、警察によると、2人の仕事は「便利業」と、仕事にも共通点がありました。いわゆる“便利屋”で害虫の駆除など、客の家の中に入ることもある仕事です。
一方、事件現場では、一部物色された痕跡があるものの、無差別に荒らされた様子はなかったといいます。そんな現場から持ち去られたのが「金庫」。長男によると、その中には…亡くなった齊藤一正さんの長男「自分の年金から、母の年金から、まんじゅうの売り上げも、その都度下ろして全部、金庫にいれてた。父もおしゃべりだから、詐欺でありますよね、警察官のフリをして『お金の管理大丈夫ですか』みたいな。『金庫があるから口座使ってないから大丈夫』という話で漏れていることも」
金庫の存在を、何者かが知っていたのでしょうか。元神奈川県警捜査1課長の鳴海氏は…元神奈川県警捜査1課長 鳴海達之さん「ある程度の情報がなければ、やみくもに強盗することはないと思う。犯行の内容からすると、金庫のありかを知っていて、そこに迷うことなく行っている感じはする」「二人だけの犯行なのか、トクリュウがバックにいる、あるいは別の情報提供者がいるのか。その背景を捉えていかないと、事件の全容解明はできないだろう」警察は、事件の全容解明を進めています。