「彼女は我が子を誘惑して近親相姦に及んだ卑劣な小児性愛者だ」──法廷で実の子を犯された母が怒りをあらわにするのも無理はない。米・フロリダ州で起きた元看護師の女による血の繋がっていない息子に対する性的虐待事件。同州の裁判所は元看護師のアレクシス・ヴォン・イェーツ被告(35)に対し、懲役2年の実刑を言い渡した。【写真】逮捕された元看護師のイェーツ被告。法廷ではフルメイク姿で堂々としていた
全国紙国際部記者は事件をこう解説する。
「事件が起きたのは昨年7月26日夜のことです。イェーツ被告の夫、フランク氏には当時15歳の連れ子がいました。なので、イェーツ被告とフランク氏の子どもに血のつながりはありません。フランク氏が夜に仕事を終えて家に帰ると、信じられない光景が目に飛び込んできた。
イェーツ被告はなんと、リビングルームでホラー映画を再生しながら、フランク氏の息子と性交していたというのです。フランク氏が家に着くや、息子は下着が足首にかかった状態でトイレに駆け込み、裸のイェーツ被告はブランケットをはおるのがやっとだったようです。フランク氏は『一体何が起きているんだ!』と絶叫したといいます」
地元メディアの報道などによると、イェーツ被告は性交前に息子と大麻成分のTHCを吸引し、ビデオゲームに興じた。その後にホラー映画の鑑賞をはじめ、問題の行為に移っていったとされる。イェーツ被告は行為の最中、「オー、メン、あなたが18歳だったらよかったのに。まだ若すぎる」などと口にしていたと報じられている。
また、イェーツ被告は行為に及ぶ数週間前から息子に性的なジョークを言うようになり、息子を”小さなおもちゃの男の子”と呼んだり、自身がどれだけ欲求不満なのかについて繰り返し伝えていた。さらに、事件翌日の朝には電話で、「あなたのお父さんのじゃまが入らなければよかったのに」と話したという。
イェーツ被告は昨年11月に逮捕され、看護師の資格をはく奪された。
前出の記者は裁判の経過をこう説明する。
「イェーツ被告は当初、家庭内で支配的な立場にある者による性的暴行の罪に問われ、これは最大で終身刑および1万ドル(約150万円)の罰金が科される第一級の重罪でした。一方、イェーツ被告は今年8月、より刑の軽い12~16歳の子どもに対するわいせつかつみだらな暴行については罪を認める司法取引を提案しました。
フランク氏の息子と実の母親は、息子が証言台に立つのを回避することを優先し、イェーツ被告の司法取引を支持しました。これにより、裁判所も司法取引を認め、懲役2年に加えてGPSでの位置監視などを伴うコミュニティ・コントロールを2年、また性犯罪者としての10年間の保護観察処分を言い渡しました。
判決時、イェーツ被告はフルメイクで黒のタートルネックを着て法廷に姿を現しましたが、表情を変えることなく判決文の読み上げを聞いていたようです」
冒頭の引用は、裁判の中で、被害者の実母が「イェーツ被告には何の反省もみられない」と同被告を厳しく非難した怒りの言葉だ。イェーツ被告は最後、裁判所から被害者と一切の接触をしないよう命じられ、保安官に手錠をかけられて法廷を後にした。