【ワシントン=阿部真司】米国のトランプ大統領のメラニア夫人は10日、ホワイトハウスで記者団に、ロシアのプーチン大統領と独自に交渉し、ロシアに連れ去られたとされるウクライナの子どもの一部が家族と再会したと明らかにした。
再会したのは8人で、露側からそれぞれの生活状況に関する詳細な報告を受けたという。メラニア氏は「さらに多くの子どもたちを再会させる計画を進めている」と語った。
8月の米露首脳会談の際、メラニア氏はトランプ氏を通じてプーチン氏に手紙を渡し、子どもの連れ去りに懸念を示した。プーチン氏から返信で直接交渉に応じる意向が伝えられたという。
ロシアのマリヤ・リボワベロワ大統領全権代表(子供の権利担当)は「戦争の影響を受けた家族や子どもたちへのメラニア夫人の配慮と関心に謝意を表したい」とSNSに投稿した。
リボワベロワ氏には、ウクライナからの子どもの強制移送に関与した戦争犯罪の疑いで、国際刑事裁判所(ICC)がプーチン氏とともに逮捕状を出している。これまでに少なくとも生後4か月から17歳のウクライナ人1万9000人が連れ去られたとみられている。