マカオ司法警察局は7月18日、マカオ国際空港で同日、東南アジアから空路を利用し、マカオへ大麻の密輸入を図ったとしてマレーシア人の男(26)を逮捕したと発表。
同局によれば、同局の薬物犯罪調査処が情報分析とリスク評価を根拠に、東南アジアの国(具体的な国名は発表なし)からマカオ国際空港へ到着するフライトの搭乗者のうち疑わしい人物1人をマークし、税関の協力を得て配備を進めていたとのこと。
18日午後、男がマカオ国際空港へ到着し、預け入れ手荷物のスーツケースを受け取った後、直ちに摘発に着手し、スーツケースの中から6つのパックに入った大麻とみられる物品、計約3413.3グラムを発見。携帯型薬物検知器による検査で違法薬物とする結果が出たことから、同局の刑事技術部門による緊急鑑定が行われ、当該物品が大麻と証明された。発見された大麻は、末端価格にして約341万パタカ(日本円換算:約6868万円)相当分という。
その後の同局の調べで、この男は越境犯罪組織に7000マレーシアリンギット/約1万4000パタカ(約28.2万円)の成功報酬で運び屋として雇われたいわゆる「運び屋」で、大麻を一旦マカオへ密輸した後、組織の指示に従って近隣地区へ密輸出を図る計画だったことが判明。同局では、この男を麻薬・向精神薬密売罪で検察院送致するとともに、他の本件に関与したとみられる人物の行方を追っているとした。
最近マカオ国際空港では同様の東南アジアからの大麻、ヘロイン、「アイス」と呼ばれる覚醒剤といった違法薬物密輸事案の摘発が相次いでいる。同局では、本件を受け、違法薬物の密輸は最大15年の禁固刑に処せられる厳重な刑事犯罪であり、市民に対して絶対に関与せず、他人から来歴不明の物品が入った荷物を預かってマカオと外地の間を出入りするようなことのないよう累次の呼びかけを行うとともに、水際対策の強化による違法薬物の厳格な流入阻止を図る考えを示した。